なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯』(2000年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」「再現フィルム」+「オリジナルの『死亡遊戯』の格闘シーン」を見せる映画。長年の謎だった「塔での対決シーン」の全体像が明らかに。ブルース・リー vs カリーム・アブドゥル=ジャバーの「伝説の対決」が見せ場です。

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『Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯』

塔で戦う格闘家たち
・「ブルース・リー、ジェームズ・ティエン、チェン・ユアン(解元)」の3人
・「ダン・イノサント、池漢載、カリーム・アブドゥル=ジャバー」の3人
チーム対抗戦のような形式。塔の達人が3人同時に相手をするシステム。二人がかりで攻撃するのもあり。

1.ブルース・リー
3人の中で一番腕がたつ。カンフー、棒術、ヌンチャクを使いこなす万能派。トラックスーツを着用。
(「ドラゴン」。数本のカンフー作を残して急逝。今でも根強い人気)

2.ジェームズ・ティエン
普通の格好で参戦。気が強いが、腕は未熟。巨大な黒人(ジャバー)に命乞い。
(『ドラゴン危機一発』『死亡遊戯』『ファースト・ミッション』などブルース・リー、ジャッキー映画ではおなじみの人。裏切ったりするなど、悪役での出演が目立つ)

3.チェン・ユアン(解元)
先頭を切って戦いに挑む、気合いの入った男。塔の番人には歯が立たず。階段から投げ落とされる。
(彼もまたブルース・リー同様、急逝)

4.ダン・イノサント
棒の名人。ただし、ヌンチャクのスピードはもう一つ。額に「ぺけ印」をつけられてしまう。
ブルース・リーが創始した截拳道の後継者。スティーヴン・セガール『アウト・フォー・ジャスティス』でも棒術を披露)

5.チー・ハンツァイ(池漢載)
韓国式合気道ハプキドーの達人。空手と柔道を合わせたような戦い方。
(本物の格闘家。他のカンフー作にも出演)

6.カリーム・アブドゥル=ジャバー
背が高く、長い手足。ネックハンギングが得意技。
(身長218cmのNBAバスケットボール選手。1971年にイスラム教に改宗してこの名前になったとか。コメディ映画『フライングハイ』にも出演)

注目ポイント)死を賭けた戦い、セリフ(リー「ゲームは終わった!」、外の人物「戦いはまだまだ続く」「お前は戦い続けるしかない」「死ぬまで戦うのだ」)、コスチューム(あまりにも有名なリーのトラックスーツ)。

補足
本来の『死亡遊戯』はどういうものだったのだろう? リーのセリフや表情から想像するしかない。カネのために死のゲームに参加するとは思えないし、銃やナイフを使うわけでもなく、楽しみながら戦ってるところを見ると異常なゲームに思える。たぶん最後に残った者が「最高の武芸者」としての栄誉を与えられるゲームなのだろう。全体で39分ほどの格闘シーン。作品が完成したとしても「戦いのシーンが長い映画」として映画ファンに評価されたかどうか。

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