なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ブルース・リー『死亡の塔』をもっと楽しもう(後半)

「なつかしの香港映画ブログ」とてもスピーディーなアクション映画でありながら謎・疑問が多い『死亡の塔』。名シーンを振り返りたいと思います。

あらすじ)日本で二人の有名格闘家チンクー(ウォン・チェンリー)とビリー(ブルース・リー)が死亡。ビリーの弟ボビー(タン・ロン)が二人の死の謎を解くために日本に乗り込む。

(前半の続き)

ジャパン
日本にやってきたボビー(タン・ロン)。シャーマン・ランという男が空港に出迎えに。チンクーが残したフィルムを観る。それに映っていたのはルイス(ロイ・ホラン)という西洋人が住む「死の宮殿」。ルイスに詳しいオッチャンの説明によると「ルイスはチンクーから習ったカンフーで人殺しを楽しんでいるとんでもねぇ奴」。

「死の宮殿」
「死の宮殿」に乗り込んで、ルイスに会うボビー。親しげな雰囲気を出すルイス。しかし、ルイスの片腕の手下がボビーの発言や動きにいちいち反応(なんやねんコイツ)。広大な敷地でライオンやクジャクを飼っているルイス。ルイスに挑戦して負けた奴はライオンのエサになります。ルイスに挑戦するイエン兄弟(何者なんでしょうね? 以前にもルイスと戦ったことがあるそうです)。ルイス勝利(ライオンのエサ調達)。夜中に「死の宮殿」を調査しようとして何者かに襲われるボビー。ルイスにもバッチリ見られて、「こんな時間に何やってる?」と疑われます。朝になって。朝食に「鹿の生肉」と「鹿の血」を召し上がるルイス(「ジビエ」を実践。火を通さずに飲み食い。大丈夫?)。夜中にトレーニングするボビー(寝る直前にそんなに鍛えるのか?)。謎の女エンジェル(ミランダ・オースチン)が色仕掛け&毒針でボビーを狙う(誰の命令でボビーを狙ったのか? 「ルイスがお相手しろって」って言ってたが、ルイスではないと思う)。その夜、殺害されてしまうルイス(なぜルイスは殺されたのか? 最後まで謎のままだった。ボビーが重要参考人に得意のカンフーを自慢げに使ったから)。

「死亡の塔」
ルイスからウワサを聞いた「死亡の塔」を探すボビー。突然、宇宙服みたいなのを着た奴が現れる(寺でその格好はイヤでも目立つ)。意外に簡単に見つかる「死亡の塔」への入口。ボビーはエレベーターで内部へ向かう(妙にゆっくりしたエレベーター)。

決戦
「塔」というより秘密基地っぽい「死亡の塔」。戦闘員とのバトル。落ちたらヤバそうな「血の池地獄」。ボビーを襲う「ターザン男(タイガー・ヤン)」(ぼっちゃん頭にヒゲ、変な衣裳。マヌケすぎるが超個性的。普段からこんな格好してるのか? 誰かに命令されてこんな格好してるのか、それとも「自分のセンス」で選んだのか)。高熱を発する通路。ロープを使って向こう側に渡るボビー(電源を切るスイッチに気付かなかった?)。ボビーを襲う棺の番人(リー・ホイサン)。ヘンなタコ入道。しかもコメディーな倒され方(シリアスな戦いが続くと観客が退屈する、と製作者は思ったのかも)。

真実
棺の中を見ようとするボビー。現れたラスボス。「(お前は)未熟すぎて俺を倒せん」と豪語(それなのに思いっきり負けてましたな。ずるい手まで使っちゃったりなんかして。「志村、後ろ後ろ」みたいなギャグも入れながら)。

END

コメント
他にも細かいツッコミどころがたくさん。だから何回も観たくなる。たくさんの謎を残して終了してしまうのは続編を作るためだったのかな? この作品を駄作とか言う人がいますが「キックを主体としたスピーディーなアクション」と「風変わりな演出」は結構楽しめると思います。日本版主題歌「アローン・イン・ザ・ナイト」もカッコよくてオススメ。

「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube

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