なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『Mr.Boo! ミスター・ブー』「おもしろシーン」の紹介

「なつかしの香港映画ブログ」ホイ三兄弟。ソーセージ・ヌンチャク、偽ジャイアント馬場、五獣拳カンフーの万引き犯。ちょっとした小ネタを紹介します。

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1.主役
私立探偵事務所「萬能私家偵探社」の所長、ミスター・ブー(マイケル・ホイ)。「総督と握手した写真」が自慢の男。「ウォン」という名前なんですけど、日本では「ミスター・ブー」あるいは「ブー」呼ばわり。勝手に名前を変え、シリーズ化する日本映画界。

2.夜の香港
香港の怪しい店。ブーが尾行する男が入っていく。

3.パロディ
財布をスラれたと思ったブーが男を追う。ジョーズの歯で抵抗する男(「香港の岡村隆史」。名前は知らない)。ブーはソーセージ・ヌンチャクで応戦。

4.ポンコツ
ブーのボロ車。ドアを閉めただけでミラーが落下。運転するのは助手。壊したら給料で弁償させられるシステム。

5.ジャイアント馬場
物を買って代金を払わない男(「グラサンヒゲ」。マイケル・ホイの映画の常連)を追うブー。格闘技道場に逃げ込んだ男。偽ジャイアント馬場(『Gメン75』にも出てた)が登場。

6.厚化粧
スーパーマーケットを経営する厚化粧のモクさん。店では万引きが多発。ブーの事務所に相談にやってきた。

7.カンフー
悪質な夫婦の万引き犯。亭主は五獣拳カンフーの使い手(カンフー映画でよく見かける男。『ドランクモンキー 酔拳』でもぶっ飛ばされる役だった)。

8.おばちゃん1
夫婦の万引き犯。この人もマイケル・ホイの映画でよく見かける(『Mr.Boo!インベーダー作戦』のクイズ番組のシーン)。

9.おばちゃん2
映画館で強盗団に脅されるおばちゃん。西太后みたいな顔。『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』にも登場。

10.大物
映画館を襲う強盗団のリーダー(シー・キエン:『燃えよドラゴン』のミスター・ハン。本当に武術ができる人だった、とか)。笑いながら人を脅すのが得意技だ。

11.映画チラシ
Mr.Booと呼ばれるための10カ条」なんてのが載ってます。全部あてはまる人いますか?

①永遠に二枚目でない男であること。
②ケチ、しかし貯金はゼロの男であること。
③吉野屋の牛丼と、養老の滝の牛丼、どちらがウマイか毎日食べくらべてみるような男であること。
④カラオケで「うまい!プロになれ」と言われて、本当にレコード会社に売り込みに行くような男であること。
⑤時々、ネクタイのしめ方を忘れて鏡の前で1時間くらい真剣に悩むような男であること。
⑥「人生はかけだ」とエラそうなことをいいながらパチンコをやり、いつも負けて後悔するような男であること。
⑦女性にはまったく関心がないような顔をして、毎日パンツを変え、エチケット・ライオンと、ワキガを気にしてエイト・フォーを欠かさず使用するような男であること。
⑧もちろん女を愛し、男にも同等の愛情行為を向けられるような男であること。
⑨映画は東和しか見ないといいながら、何んとかタダで映画を見ようと努力するような男であること。
⑩決して人をニクまないイイ性格の男であること。 

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(コメント)
キャラとギャグが楽しい映画。頑張る男ミスター・ブー。でもドジる。それが楽しい。おもしろキャラがいっぱい。特に「万引きおばちゃん(役の人)」「グラサンヒゲ」はマイケル・ホイ作品のレギュラーで、他の作品でも妙に気になる役どころで登場しています。ブルース・リーの死後、香港映画を盛り上げたホイ兄弟。コレはその最高傑作。ソーセージヌンチャクを振り回して「アチョー!」ってな感じで戦うマイケル・ホイに注目です。

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