なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『キャノンボール2』(1984年:ジャッキー・チェン、テリー・サバラス)

「なつかしの香港映画ブログ」カーアクション&コメディ映画のパート2。バート・レイノルズも再登場。ウケ狙い、乱闘、ドジな人たち。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
アラブの王族が優勝を目指して違法なカーレース「キャノンボール」を開催。

2.キャスト
バート・レイノルズ&ドム・デルイーズ
ジャッキー・チェンリチャード・キール
ディーン・マーティンとサミー・デイヴィスJr
ヘンリー・シルヴァ(ギャング)
テリー・サバラス(高利貸し)

3.注目のシーン
①再び
あの長距離カーレース「キャノンボール」が再び。前作で優勝できなかったアラブの王子。オヤジ(王様)から「お叱り」を受ける(「なんで優勝できんかったんや、この!」みたいな感じ)。王子自らスポンサーになって「キャノンボール」を開催。優勝賞金は100万ドル(後に200万ドルにアップ)。

②キャラ
前作に続いて登場する「バート・レイノルズ&ドム・デルイーズ」「ディーン・マーティンとサミー・デイヴィスJr」コンビ。ジャッキー・チェンは『007』シリーズの「ジョーズ」でおなじみのリチャード・キールと組んで再登場。前作はカーレースが主体でしたが、今回はそれにギャングと高利貸しがからんできます。落ち目のギャングがアラブの王子をさらって身代金を奪おうとする。高利貸し(テリー・サバラス)はそのギャングのダメ息子から借金を取り立てようとする。大物俳優も参戦してますます予測不可能なレースに。

③ジャッキー
前作と似たような役どころ。コンピューター搭載の三菱車でレースに参加。さらわれた王子を救出するシーンでカンフーアクションを見せる。

④ギャグ
一番インパクトがあるのがテリー・サバラス演じる「ハイミー」という高利貸し。手下と共に借金の取り立て。手下にイスをぶつけるパフォーマンスで債務者をビビらせようとするシーン、ヘンな高笑いをするシーンが妙に面白い。「トークのシーン」はやはり「テレビの吹き替え版」がオススメ。ダジャレで笑わせるなど、字幕版より楽しい。他にも、相変わらずなJJ(バート・レイノルズ)とビクター(ドム・デルイーズ)のコンビ、セコい手を使って勝とうとする「ニセ警官コンビ(ディーン・マーティンとサミー・デイヴィスJr)」、なぜかレースの途中から参加する超大物スターなどが笑いを取り、ことごとくギャングがドジるシーンも最高にバカバカしくて楽しい。

4.感想
まさかのパート2(前作がアメリカでは好評だったのかな?)。スター、車、ギャグ、アクションが入った楽しいコメディ。前作同様、「テレビの日本語吹き替え版」で鑑賞するのががオススメ(コメディは「吹き替え」の方がいいですね。『ビバリーヒルズ・コップ』も吹替バージョンの方が人気あります)。ギャグは面白いのもあれば、スベり気味なのも。観る側が面白く突っ込まないといけない作品。個人的には「ハイミーが椅子を子分に叩きつけるギャグ(2回)」「サミー・デイヴィスJrがフランク・シナトラを二度見するシーン」がオススメ。パワーアップしたキャスティング&ギャグ、スーパーカーに注目の傑作です。

テリー・サバラス:『女王陛下の007』『マッケンナの黄金』『刑事コジャック
ヘンリー・シルヴァ:『野獣捜査線』『刑事ニコ/法の死角』

YouTube)trailer

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