なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『デッドヒート』(1995年:ジャッキー・チェン、アニタ・ユン、加山雄三)

「なつかしの香港映画ブログ」自動車整備士が国際的な犯罪者とカーレースで勝負するアクション映画。日本ロケ、パチンコ店での乱闘。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
自動車修理工場で働く青年が国際的な犯罪者とカーレースで勝負する。

2.キャスト
ジャッキー・チェン自動車整備士
チュウ・ヤン(父)
アニタ・ユン(レポーター)
トーステン・ニッケル(国際的犯罪者)
加山雄三(レースチームの監督)

3.注目のシーン
①主役
ジャッキーが日本でロケしたカーレース映画。ストーリーがツッコミどころ満載、という評価。ジャッキー演じる「ジャッキー」。日本の三菱自動車で研修を受けた優秀な人。夜は父と一緒に警察の交通取り締まりに協力。猛スピードで白バイをはねた車を追跡。そのドライバーのクーガーは「カーレーサー」かつ「殺人犯で犯罪組織のボス」。クーガーは自分を追い込んだジャッキーのドライビングテクニックが気に入った様子。ジャッキーの二人の妹をさらって「カーレースで決着をつけよう」とジャッキーに宣戦布告。そして日本でジャッキーとクーガーがレースで対決する。

②悪役
国際的犯罪者「クーガー」とその手下が悪役。国際的に手配されているのに日本に入国してカーレースに参加するクーガー。日本の警察は何やってる? と言いたくなるようなキャラ設定。カースタントシーン、捕まったクーガーを手下が留置所から脱走させるシーンが迫力。また、クーガーの手下には日本の犯罪者もいて、ジャッキーの二人の妹を監禁したり、非常にガラの悪い言葉を使ったり(イヤですね、汚い日本語を聞かされるのは。セガールの『イントゥ・ザ・サン』でもガラの悪さ丸出しの連中が汚い日本語をまき散らしてましたけど)。

③キャラ
ジャッキーの父役でチュウ・ヤン(『ポリス・ストーリー/香港国際警察』の「悪ボス」)。雑誌「香港フォーカス」の記者「エイミー」役でアニタ・ユン。ジャッキーの妹役の二人組(かわいい)。ジャッキーのレース仲間。そして何と言ってもレースチーム監督役の加山雄三(怒ってるシーンが多かった)。ジャッキーとの日本語での会話にも注目。

④アクション
基本はカーレースの映画。個人的には「パチンコ店での乱闘」がオススメ。一人で大勢の敵と戦うジャッキー。妹を救出できるか? 他にもジャッキーとクーガーのカーチェイス、修理工場での対決(ジャッキー vs. クーガーの手下)、クーガーの手下たちが警察署を襲撃するシーン、(最後の)カーレースでの決着戦といった見せ場があります。

⑤日本
日本が舞台ということで日本語が出てきます。ジャッキーの「ダイジョウブです、サヨナラ」「スミマセン」とか、加山雄三の「あーもー!」「入っちゃダメだよー!」とか。ジャッキーと加山の会話は日本語だったり英語だったり(どっちかにして欲しい、という気も)。カーレースのシーンは仙台。ジャッキーがレースクイーンのおねえちゃんと記念撮影するシーンにも注目したいところ。

4.感想
ストーリーにムリがある映画。「クーガー」というのは国際警察に追われている男。それが日本で偽名を使ってカーレースに出場(そんなこと可能かな? そもそも入国できないのでは?)。でもこれは車のスピード&ジャッキーの戦いを見せる映画。加山雄三はレーシングチームの監督「村山」役。ジャッキーやエイミーに怒るシーンが印象的。ジャッキーの妹役の二人はカワイイ美少女(年の差のある兄妹)。カーアクション、格闘アクション、日本が見せ場の傑作です。

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