なつかしの香港映画ブログ

香港映画の見所を紹介するブログ。リンクも楽しめます

なつかし香港映画:『アクシデンタル・スパイ』(2001年:ジャッキー・チェン、ビビアン・スー)

「なつかしの香港映画ブログ」危険物質をめぐる国際的な争いを描いたアクション映画。トルコ商店街で戦い、スパイ活動、薄幸な少女。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
身寄りのない孤独な青年が「父の残した謎」を解こうとする。

2.キャスト
ジャッキー・チェン(孤独な男)
エリック・ツァン(私立探偵)
ビビアン・スー(謎の女)
ウー・シンクオ(悪党)

3.注目のシーン
①主役
ジャッキーの役は「ユエン」。1958年生まれで孤児院出身という過去がある男。スポーツ用品店に勤めていたが接客をトチって失業。デパートで武装強盗を倒し、テレビや新聞で報道されてちょっとしたヒーローに。そんなユエンに私立探偵のマニー(エリック・ツァン)が声をかける・・・。

②悪役
ある男と「ゲーム」をすることになったユエン。それをキッカケに次々に敵が襲撃。なぜ襲われるのかわからないユエン。そして黒幕「ゼン(ウー・シンクオ)」という悪役が登場。銃や麻薬の密売、誘拐などを商売にする男。ユエンがこの男を追跡するシーンに注目。

③キャラ
マニー役のエリック・ツァンは『大福星』で「ちび」を演じたユーモラスな人。ユエンに接近する謎の女「ヨン」役でビビアン・スー(日本のバラエティ番組でおなじみ)。サスペンスタッチな映画。マニーもヨンも何やらワケありのキャラ。彼らの狙いは?

④アクション
ユエンが襲撃される映画。ジャッキーが頑張る。ユエンがデパートで武装強盗と戦うシーン、国防省の病院でユエンが三人の殺し屋と戦うシーン、カーチェイス、タクシー軍団と乱闘、風呂場・商店街での戦い(コミカル)、逃走するゼンをユエンが追跡するシーンがオススメ。

⑤演出
シリアスな映画。「謎解き」の雰囲気を楽しむ内容(『WHO AM I?』もそんな感じだった)。ユエンが「孤独な男」ということで「ある目的」のために私立探偵が接触。その後、不可解な出来事が次々と。「なぜなのだろう?」と考えながら見なければいけない映画。そんな中、「トルコの商店街での戦い」はユーモラスだった。結局ジャッキーはサスペンスよりも笑いを取りたいのでは? 

4.感想
「ユエン」という孤児院出身の男が末期ガンの韓国人スパイ「パク」とある「ゲーム」をする映画。「謎の言葉」と「遺品」をユエンに残して世を去るパク。その謎を追って、ユエンはトルコへ向かう。展開やオチが重要なサスペンス映画。ネタバレを避けるためあまり内容について説明できません。エリック・ツァンビビアン・スーの役どころ、アクション、「謎」に注目の映画。エンディングはいつもの「NGシーン(風呂場でスベるジャッキーさん)」。シリアスなスパイ作品。真相が分からないまま話が進んだりしますので、登場人物名をメモりながら観るといいかも。

予告編(YouTube

---------------------------

Amazonショッピングサイトへのリンクです。
アクシデンタル・スパイ [DVD]