なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『タキシード』(2002年:ジャッキー・チェン、ジェニファー・ラブ・ヒューイット)

「なつかしの香港映画ブログ」代理スパイが「水ビジネスの陰謀」を暴くアクション&コメディ映画。不思議なタキシード、ジェームス・ブラウン。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
中国人タクシードライバーが国際的な水ビジネスの陰謀を暴く。

2.キャスト
ジャッキー・チェン(運転手)
ジェニファー・ラブ・ヒューイット(エージェント)
ジェームス・ブラウン(歌手)

3.注目のシーン
①主役
主役はジャッキー・チェン、ではなくて「不思議なタキシード」。実に便利なスグレ物。いろんな「モード」があり、コレを着るだけで敵と戦ったり、上手にダンスできたり。ジャッキー演じるタクシードライバーの「ジミー」。ドライビングテクニックを買われ、スパイ組織「CSA」のエージェント、デブリンの運転手として雇われる。スケボー爆弾(『ダーティハリー5』のラジコン爆弾みたいなもの)でデブリンが負傷。デブリンの代理を務めることに。腕時計で操作する「タキシード」を着用して、「水を支配しようとする悪徳企業」と対決。

②悪役
とんでもないバクテリアを使って水を汚染させることによって「水ビジネス」を独占しようとする悪徳企業。悪徳社長「バニング」とその手下が今作の悪役。バカな計画を実行しようとする悪党たち。水を汚染させたら自分も被害を受けるのに。 

③キャラ
『007』の「ジェームズ・ボンド」ばりにダンディなCSAエージェント「デブリン」。CSAから実力を評価されたいと妙に頑張るエージェント「デル・ブレイン(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)」。個人的にはチョイ役のジェームス・ブラウンが面白かった。本編にはちょっとしか出てませんが、「ジャッキー映画」恒例の「NGシーン」にも登場。

④アクション
ジャッキーアクション&タキシードの映画。CGを使って実際には不可能なことを見せる演出。普通のカンフーアクションに飽きてしまったファンには「タキシード」で戦うジャッキーに新鮮さを感じるかも。

⑤笑い
ジャッキーが「タキシード」でパワーアップするシーンがアメコミみたいで面白い。壁を垂直に降りたり、水面を歩くことができたり。ただし、うまく使いこなせなかったりすると大変なトラブルになります(部屋がメチャクチャになったり、敵に奪われたり)。他にも、ジミー「僕はブルース・リーじゃない」のセリフ、ジミーがヘンな合言葉のせいで女性とトラブルになるシーン、タキシードが作動してジェームス・ブラウンを倒してしまうシーンがオススメ。

4.感想
この映画はあまり人気がありません。やはり「ジャッキー・チェン」と言えば「体を張ったアクション」。CGで戦いを見せるのは彼らしくない、ということなんでしょうね。しかしながら、見せ場・ツッコミどころがたくさんある内容。ジャッキーが「タキシード」でパワーアップ。「タキシード」には「破壊モード」「ダンス・モード」などがあって、着るだけで何でもできます。タキシードがヘンに作動してジェームス・ブラウンを倒してしまうハプニング。そしてジミーがブラウンの代わりに「ソウルのラストエンペラー」としてステージで熱唱(このシーンがこの映画で一番面白いかもしれない)。ジェニファー・ラブ・ヒューイット演じる「デル・ブレイン」はカッコつけてるけどドジるキャラ(微妙)。「タキシード」が主役のコメディタッチな内容。アクション、笑い、CGを楽しみたい方にオススメします。

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