「なつかしの香港映画ブログ」香港警察が警察を強く憎む五人組を追う刑事モノ映画。暴走バス、出前一丁、若手俳優、二大ヒロイン。ストーリー、注目のシーンを紹介。
1.ストーリー
香港警察の警部と若手警官が警察を強く憎む五人組を追う。
2.キャスト
ジャッキー・チェン(警部)
ニコラス・ツェー(香港警察?)
シャーリーン・チョイ(香港警察)
チャーリー・ヤン(警部の恋人)
ダニエル・ウー(悪党)
ユー・ロングァン(香港警察)
3.注目のシーン
①主役
主役は二人。チャン警部(ジャッキー・チェン)&「巡査1667番」シウホン(ニコラス・ツェー)。かつては自信と意欲にあふれる刑事だったチャン。部下を謎の「五人組」に殺され、すっかり「飲んだくれ」に。そんなチャンを励ますシウホン。協力して、あの「五人組」を追う。
②悪役
警官たちを遊びのように始末する「五人組」。実に残忍。「五人組」の正体、犯罪を犯すようになった原因に注目。「五人組」のリーダーを演じるダニエル・ウーは『ゴージャス』『新宿インシデント』でもジャッキーと共演。
③キャラ
「若手」が目立つキャスティング。ニコラス・ツェーはパトリック・ツェー(『少林サッカー』などで有名なベテラン)の息子。歌手でもあり、映画やドラマに出演多数。婦人警官役のシャーリーン・チョイ(ジリアン・チョンとアイドルユニット「ツインズ(Twins)」を結成。多数の映画出演)は出番は短いが、印象的。チャンを励ます婚約者「ホーイー」を演じるのはチャーリー・ヤン(ニコラス・ケイジ『バンコック・デンジャラス』ほか)。香港警察の刑事を演じるユー・ロングァンは『ベスト・キッド』(1984年『ベスト・キッド』のリメイク)でジャッキーと共演した人(ライバル道場の師範役)。
④アクション
シリアスな内容。それでもやっぱりこれは「ジャッキー映画」。ジャッキーらしいシーンも。暴走バスが街を破壊するシーン、ホーイーの体に仕掛けられた爆弾をチャンが解除しようとするシーン、(ラストの)五人組との決着戦(「LEGO」の宣伝アリ)が見せ場。
⑤演出
楽しいシーンはあまりありませんが、婦人警官ササ(シャーリーン・チョイ)とシウホンが「出前一丁」を食べるシーンはちょっと気になる(「出前一丁」って香港でも売れてるのかな?)。
4.感想
なかなか陰惨な内容の映画。チャン警部が目の前で部下の警官が次々に殺害されるのを目撃。その残忍さに呆然として「飲んだくれ」になってしまう。婚約者ホーイー、「巡査1667番」シウホンに励まされ、気合いを入れ直し、警官殺害事件の犯人である「五人組」を追う。「香港映画」は楽しいものが多く、悪役もどこかユーモラスだったりしますが、この作品の犯罪者たちはかなり感じ悪い。そういう点ではあまりオススメしたくない作品。しかしながら、キャスティングが充実しており、ジャッキー映画らしいアクションシーンが観れますのでそちらの方に注目してもらえればよいのではないかと。ジャッキーのシリアスな警察モノ作品が見たい人はどうぞ。
(YouTube)trailer
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