なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『ドラゴン・キングダム』(2008年:ジャッキー・チェン、ジェット・リー)

「なつかしの香港映画ブログ」「孫悟空の如意棒」をめぐる冒険ファンタジー映画。大物がついに共演。CG、個性的キャラ、女戦士。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
アメリカの高校生が古代中国で「孫悟空の如意棒」をめぐる争いに巻き込まれる。

2.キャスト
ジャッキー・チェン(質店店主・学者)
ジェット・リー(謎の男)
リウ・イーフェイ(女戦士)
リー・ビンビン(魔女)

3.注目のシーン
①主役
ジャッキー・チェンジェット・リーがついに共演。主役はこの二人、ではなくて、アメリカの高校生「ジェイソン」。「13日の金曜日」ではなくて普通の青年。ただし、(今時珍しい)カンフー映画マニア(変わり者)。ジェイソン行きつけの「ルーヤン質店」。その店には「孫悟空の如意棒」が大昔からあって、店主のホップ(ジャッキー・チェン)から「不思議な棒(如意棒)」を「元の持ち主(孫悟空)」に返して欲しいとジェイソンは頼まれます。高いところから落ちたジェイソン。目が覚めたら昔の中国。兵隊に追われるジェイソンが酔拳を使う旅の学者ヤン(ジャッキー・チェン)に助けられて・・・。

②悪役
昔の中国を支配している「ジェイド将軍(コリン・チョウ)」が悪役。ジェイドはあの孫悟空とトラブルになったことがあり、孫悟空を術で石化。それ以来「孫悟空のパワー」はジェイドによって封じ込められたまま。「不老不死の薬」を求める白髪魔女(リー・ビンビン)なんてのも出てきます。彼女がジェイソンらを襲撃するシーンに注目。

③キャラ
女性がカッコいい映画。リウ・イーフェイ演じる「ゴールデン・スパロウ」はジェイドに恨みを持つ美しくて強い女。「導かれし者」を必要とする「サイレントモンク(ジェット・リー)」は、ヤンと手合わせするシーン、その正体が見せ場。

④アクション
ヤンが酔拳で大勢の敵と戦うシーン、「ジャッキー vs. ジェット・リー」(手合わせ)、ラストのジェイド将軍との決着戦がオススメ。CGが多く使われているため、昔のカンフー映画ファンには馴染めないかもしれませんが、その分、ファンタジー的な雰囲気の作風になっています。

4.感想
「ジャッキーとジェット・リーが共演」ということで話題になった映画。でも主役はこの二人じゃない(残念)。ジャッキーは二役。質店店主のホップ(特殊メイクで老人に変身)と学者ヤン(髪がヘンに長くて、飲んだくれ。あまりカッコよくない)。ジェット・リーは元々「寡黙なキャラ」だから「サイレントモンク」でいいかも。しかし、「主役」が「単なるカンフー映画好きの高校生」ってどうなのよ? キャラ設定に問題がある映画。その分、「ゴールデン・スパロウ」のリウ・イーフェイ、「白髪魔女」のリー・ビンビンが魅力的(キレイで強い女たち)。「孫悟空の如意棒」をめぐる争いを描いたファンタジーな映画。ジャッキー&ジェット・リーの戦い、女優さん、悪役の迫力、CGを使った演出に注目の娯楽作です。

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