なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ブルース・リー『死亡の塔』 小ネタ集

「なつかしの香港映画ブログ」『死亡の塔』「珍シーン」を紹介。ブルース・リーのバッタモン、明石家さんまみたいな格闘家、怪しい厚化粧の女、ムキムキなターザン男、マヌケなやられ方のタコ入道と黒幕、ほか。

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「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube

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1.格闘家
有名格闘家のチンクー(ウォン・チェンリー)とビリー(ブルース・リー)。チンクーは日本人です。チンクー? 「秦谷」と書いて「チンクー」と読むのだそうな。「ビリー」の登場シーンは、リーの過去作の流用と代役によるもの。ビリーがお茶を飲むシーン(『燃えよドラゴン』の流用)。

2.木刀
チンクーの必殺技。木刀の風圧で障子を破る(そんなこと可能?)。

3.著作
格闘技の指南書を書くビリー。印税で暮らす計画か?

4.お茶
正体不明のチャレンジャーの挑戦を受けるチンクー。これから戦いだというのにチンクーにお茶を持ってくる女。いつも決まった時間にお茶を飲む習慣らしい。

5.誰?
温室でチャレンジャーと戦うビリー。瓶を持ち上げてチャレンジャーに蹴らせようとするビリーが、森進一のモノマネをするコロッケみたいな顔に。

6.明石家さんま
温室でビリーと戦うチャレンジャー(カサノヴァ・ウォン)。思いっ切り蹴り倒されるが、さんまっぽい顔なので思わず笑ってしまう。

7.
チンクーの娘メイ。銀座のクラブで奥村チヨ『気ままぐらしの女』を歌う。歌と口の動きが合ってない。

8.エチケット
着替え中のメイの楽屋にいきなり入るビリー。「アンタ誰?」って言われてしまいます(「ハナテン中古車センター」のCM?)。

9.ビリー?
路上での戦い。謎の敵に襲われるビリー。ブルース・リーのつもりの代役が「ビリー」として戦う。横から見ると、全然似てません。

10.ブタ鼻
路上でビリーを襲う暴漢。蹴り飛ばされて自分からガラスに鼻を押しつける。ちょいちょい本物のリーの映像と「笑い」の演出が入ってくる映画。そうやって笑わせておいて、寿司屋に車が突っ込む、迫力のシーン。

11.葬式
チンクーの葬式。『ドランクモンキー 酔拳』の「食い逃げは厳罰」でおなじみのジャイアンがヘンな衣装でチンクーの遺体を守る(何でそんな格好?)。

12.
日本にやってきたボビー。ビリーの弟。ルイスの「死の宮殿」で「おもてなし」を受ける。夜の女エンジェル(ミランダ・オースチン)。凄い厚化粧。でも白くてキレイな肌。

13.用心棒
「死亡の塔」を守る「ターザン男(タイガー・ヤン)」。ヘンなコスチュームにぼっちゃん頭&ヒゲ。しかし、鉄棒を曲げるほどの怪力。ボビーとの対決はかなりの迫力。

14.たこ
黒幕の棺を守るタコ入道(リー・ホイサン)。つるんつるん滑ったり、ボビーに挑発されてカッとなったり。最後もコメディーな倒され方。

15.黒幕
ボビーに「(お前は)未熟すぎて俺を倒せん」と豪語する黒幕。しかしカンフーではボビーの方が上。(仕掛けがある)木刀でボビーを襲う。最後はジタバタしながらボビーに向かっていってグサリ、とな。最後まで「笑い」を入れてくる楽しい映画。「何回観ても楽しい」のが「名作」の条件。『死亡の塔』はそういう意味では「名作」です。

16.ついでに
死亡遊戯』に出てくるリーのバッタモン。敵にフルネルソンで固められるビリー・ロー(ブルース・リーのつもり)。顔がアップになると似てないのがバレる。横向きで撮したり、過去作を流用したりして、「ブルース・リーが出てるシーンですよ」と見せかける努力が台無し。でも面白い。

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