「なつかしの香港映画ブログ」ホイ三兄弟。金持ちになることを夢見る二人の男が「お宝」を求めて苦労するコメディ映画。「ブー」シリーズでおなじみの人たちが笑いを取る内容。日本では劇場公開されなかった、ちょいと問題のある作品。
(ストーリー)
病院勤めの二人の男が死んだ男が残した財宝を手に入れようとするが・・・。
(内容)
1.看護士
「恒生精神病院」の看護士リー(サミュエル・ホイ)。白バイ隊員(ジェームス・ティエン)をおちょくったり、霊安室で看護婦とイチャつくような、ちょいとナマイキでふざけた男。
2.雑用係
病院の雑用係アティム(マイケル・ホイ)。仕事はサボりがち、遺体から金歯を抜き取る、など不謹慎かつダラけた男。
3.患者
粗暴な患者テイメイ(ロイ・チャオ)。「姫に届けてほしい物がある」と言って、「磁器の破片」をアティムに託す。
4.骨董屋
「磁器の破片」を骨董屋で鑑定してもらうアティム。完全品なら超高価な「景徳鎮の磁器」。しかし、割れた破片だから何の値打ちも無し。
5.二人組
骨董屋にテイメイの所持品を持ち込んだリーとアティムを監視する二人組(「ヒゲの男」は『Mr.Boo!』シリーズでよく見かける奴)。
6.必死
心筋梗塞で突然死するテイメイ。リーとアティムは死んだテイメイからあの手この手で「お宝」のありかを聞き出そうとする(テイメイの霊を呼び出して宝のありかを聞き出そうとするアティム。ツボに針を刺してテイメイの遺体に喋らせようとするリー。かなりムダな努力。カネが欲しいから二人とも必死。)
7.特別ゲスト1
ホテルのフロント(ディーン・セキ)。セコい役。
8.特別ゲスト2
ホテルのウエイター(リッキー・ホイ)。トボケた役。
9.「姫」
「姫」を発見したリーとアティム。「姫」からテイメイについてアレコレ聞き出す。
10.海中
沈没船を調べるリーとアティム。「お宝」を手に入れて、優雅な暮らしをすることができるのか?
(コメント・解説)
マイケル・ホイの初期作。どんなことをしてもカネが欲しい、というキャラのため、人相が悪い(『Mr.Boo!ギャンブル大将』のときもそんな感じだった)。精神病院が舞台ということで日本では劇場公開されたり、テレビ放送されたりすることもなかった作品。正直あまり面白くない。あの大物ロイ・チャオがヘンな役で登場。リッキー・ホイはチョイ役。リー&アティムがムダな努力をアレコレやるシーンが笑い。ブラックなネタが多いため、面白いシーンを自分で見つけないと楽しめない映画です。
「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube)
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