なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『チャンピオン鷹』(1983年:ユン・ピョウ、ムーン・リー、ディック・ウェイ)

「なつかしの香港映画ブログ」田舎青年が「サッカー界の闇」に巻き込まれるスポーツ映画。「勝ってはいけない八百長試合」で大活躍。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
田舎の青年がサッカー界のスターに挑戦する。

2.キャスト
ユン・ピョウ(青年)
チャン・コッキョン(知人の息子)
ムーン・リー(知人の娘)
ディック・ウェイ(悪役)

3.注目のシーン
①主役
やらかして田舎に居づらくなった青年トン(ユン・ピョウ)が町にいる知人を訪ねたことから人生が変わっていくストーリー。真っ直ぐな男トン。でも注意不足で、世間知らず。何かとドジる。そんなドジ男が町でサッカー界のスターとトラブル。そのことを根に持たれ、痛めつけられてしまう。

②悪役
サッカー界のスター「キン」は実力派の選手。しかし、試合でワザと負けてカネを稼ごうとするダーティーな奴。負けるはずだった八百長試合でトンが活躍したため、激怒。一体どうなる? 「キン」を演じるディック・ウェイ。いつも悪役の俳優。『プロジェクトA』での「海賊の親分」役で有名。

③キャラ
一押しはトンの知人の娘「ファン」を演じるムーン・リー。怒ったり、かわいい困り顔を見せるシーンに特に注目。ファンの兄「ソン」を演じるチャン・コッキョンは本当にサッカー選手だった過去。他にも、足が不自由なリーおじさん、キンが所属する「竜華チーム」のオーナー、ライバルチーム「新生」のオーナー、など。

④アクション
カンフーではなく、サッカーの蹴り技が見せ場の映画。ユン・ピョウの器用なキックに注目。アクション映画っぽい格闘シーンもあります。

⑤笑い
トンがドジるシーンが笑い。周囲が被害をこうむったり、困惑したり。ストーリーとは直接関係ないギャグなシーンもあります。

4.感想
さわやかなユン・ピョウがダークな世界で苦労する映画。ユン・ピョウの役は田舎で暮らす青年「トン」。足が不自由なリーおじさんとの暮らし。勝てばブタの丸焼きと金一封がもらえる「足を使ってボールを運ぶゲーム」に参加。そこでやらかし、田舎に居づらくなって知人を訪ねる。町で知り合った青年ソンとクジ売りの女の子ファンはその知人の子。サッカーの「竜華チーム」に入ることになったトン。そのチームのリーダーであり、サッカー界のスターでもあるキンとモメたことがあるトンは当然のようにキンからイジメられる。そして・・・という内容。サッカー映画ですが、香港映画らしいコメディや格闘シーンもあります。ユン・ピョウのしなやかなアクション、ディック・ウェイが荒っぽいサッカーをやらかすシーン、ムーン・リーのキュートな表情、新生チームのオーナーの顔(迫力)などが見所。この作品では見た目がちょいとダサいユン・ピョウ(「田舎者」というキャラ設定のため)。カッコいい姿を見たい人は『五福星』もどうぞ。

ユン・ピョウ:『モンキー・フィスト 猿拳』『香港発活劇エクスプレス 大福星』
ディック・ウェイ:『プロジェクトA』『五福星』
ムーン・リー:『プロテクター』『霊幻道士』『天使行動』

「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube

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