なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』(1979 年:サモ・ハン、ラウ・カーウィン)

「なつかしの香港映画ブログ」互角の腕を持つ二人の武道家が弟子を育てるカンフー&コメディ映画。変な髪型やヒゲの奴、変人「フウライボウ」。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
二人の武道家が「刀と槍の優劣」を争う。

2.キャスト
サモ・ハン(一代刀王&船頭)
ラウ・カーウィン(一代槍王&八百屋)
ディーン・セキ(顔役)
リー・ホイサン(カツアゲ男)
レオン・カーヤン(強敵)

3.注目のシーン
①主役
サモ・ハンとラウ・カーウィンがそれぞれ一人二役を演じる映画。主役は二人の武道家。一代刀王(サモ・ハン・キンポー)は刀の名人で無敵。名を上げたい敵にいつも狙われている。一代槍王(ラウ・カーウィン)は槍の名手。腕を競い合うライバルの一代刀王と一代槍王。実力は互角。勝負しても毎年引き分けるため、それぞれが弟子を取り、10年後に弟子同士で戦わせて決着をつけることに。一代刀王は気が強い八百屋の青年ラウ(ラウ・カーウィン)、一代槍王は棒の使い方がうまい船頭のアヨウ(サモ・ハン)をそれぞれ弟子に。

②悪役
15年前に一代刀王と一代槍王に負けた恨みを持つシャオ(レオン・カーヤン)が悪役。アヨウとラウを捕らえて一代刀王と一代槍王を呼び出す。救出にやってきた二人をシャオ&手下が迎え撃ち、対決。

③キャラ
珍キャラが登場する映画。一番マヌケなのがディーン・セキ演じる「フウライボウ」とかいう奴。何者なのかはわからないが、町で大きな顔をしている。実につまらん理由でアヨウとトラブル。アヨウにボカボカやられるシーンが楽しい。市場で「ショバ代」を要求するヘンなチンピラ(リー・ホイサン)も面白い。一代刀王&ラウにやられるシーンに注目。一代槍王の付き人「ジャガイモ」役でマース。変な頭。しかも「ジャガイモ」て(かなりテキトーに付けられた日本語字幕)。

④アクション
一代刀王と一代槍王の競い合い、ラストの決着戦などが見せ場。珍キャラが多数登場する作品ですが、格闘シーンはマジメにやってます。

4.感想
変な髪型やヒゲのキャラで笑いを取る映画。サモ・ハン映画でおなじみの人たち(チュン・ファット、ラム・チェンイン、カール・マッカほか)が出演していますので、作品として非常に安定感があります(バカなキャラ、マジメなキャラ、マヌケすぎるキャラがキッチリ役割を果たして見せ場を作っています)。楽しいシーンが盛りだくさんの映画ですが、個人的には主役よりも「やられ役」の「フウライボウ」と「ショバ代チンピラ」が楽しかった。悪い奴がボカボカやられるのは実に楽しい。好きなキャラ、笑いのシーンを自由に楽しむ娯楽作です。

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