なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『少林寺2』(1984年:リー・リンチェイ、ユエ・ハイ)

「なつかしの香港映画ブログ」仲が悪いライバル家族が盗賊団と戦うカンフー映画。風光明媚な風景、女性キャラ、盗賊団との戦い。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
仲が悪い二つのライバル家族が力を合わせて盗賊団と戦う。

2.キャスト
ユエ・ハイ(少林派のオヤジ)
胡堅強(オヤジの弟)
リー・リンチェイ(息子)
ユー・チェンフィ(武当派の主)
ディン・ラン(娘)

3.注目のシーン
①主役
主役はリー・リンチェイ、ではなくてユエ・ハイ。前作『少林寺』とは全く関係がないストーリー。ある田舎の村が舞台。そこに住む少林派の一家と武当派の一家。武当派の主パオ(ユー・チェンフィ)は武当剣という技を持つ男。跡継ぎになる男の子を欲しがっていますが、産まれるのは女の子ばかり。少林派のオヤジ(ユエ・ハイ)は強盗団に親を殺された子供たちを養う人格者。パオは武当剣の極意を少林派に盗まれるのを妙に警戒して、少林派の子供たちを嫌う。因縁の強盗団がそんな状況につけこもうとする・・・。

②悪役
強盗団が悪役。どうしようもない悪党集団。少林派の子供たちの親を襲った連中。セコい手を使ったりしながら、武当派の女の子たちをモノにしようと襲撃。少林派&武当派が力を合わせて戦うシーンが迫力。

③キャラ
パート2の今回はドラマ的な作品。武当派の女の子たちがなかなかカワイイ。前作にも出演していたディン・ラン、そして今作に登場するホァン・チューイェン(後にリー・リンチェイと結婚したが離婚)。少林派オヤジの弟役の胡堅強はカッコいい系の人。パオ役のユー・チェンフィは前作『少林寺』とは違って子供をあやしたりするなど優しい表情を見せるシーンがあります。

④アクション
「ぬるいシーン」が多い映画。オープニングのアニメ、子供たち同士のやりとり、など。緊迫感が高まるのは強盗団が村を襲うシーンから。少林派&武当派のオヤジが強盗団と戦う。女の子も戦う。顔が妙に白い奴、片目の奴が特に腕が立つ強盗団。どんな戦いになるか?

4.感想
少林寺』シリーズ三部作のパート2。『少林寺』の出演者が再び集合。ストーリーは前作とは別物。前作はカンフー三昧でしたが、今回は「家族」がテーマの物語で、ホームコメディの雰囲気。リー・リンチェイは主役ではなく、オヤジ役のユエ・ハイがカッコいい内容。「武当派のパオ家」と「少林派のドラゴン家」がケンカしたりしながら、最後は力を合わせて因縁の強盗団と対決。中国の風光明媚な景観、ユエ・ハイの「おやじ」ぶり(感動的なシーンも)、パオ家の娘たちのかわいらしさ(&戦いに参加する勇ましさ)、ラストの強盗団との戦いが見所の映画。特にユエ・ハイに注目の傑作です。

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