「なつかしの香港映画ブログ」漢方医らが夫婦キョンシーと戦うホラー＆コメディ映画。ユン・ピョウ＆ムーン・リーがドジ役に挑戦。ストーリー、注目のシーンを紹介。
１．ストーリー
現代に甦った三体のキョンシーがあちこちで騒動を起こす。
２．キャスト
ラム・チェンイン（漢方医）
ムーン・リー（娘）
ユン・ピョウ（娘の恋人）
チュン・ファット（教授）
ビリー・ラウ（助手）
３．注目のシーン
①主役
ラム・チェンインが再び主役を務めるシリーズ第二弾。しかし出演者たちは前作とは違うキャラを演じており、ストーリーにつながりはありません。漢方医のラム（ラム・チェンイン）がキョンシーに噛まれた男を診察。男の後をつけて事態の深刻さに気付く。
②悪役
「夫婦キョンシー」が悪役。インチキ教授（チュン・ファット）と二人の助手（ビリー・ラウほか）が洞窟で三体のキョンシーを発掘。キョンシーを売るため、「サンプル」として子供のキョンシー（ベビーキョンシー）を買い手に見せに行く途中、ベビーキョンシーに逃げられる。子供を捜す夫婦キョンシー。そのことで警察が出動する騒動に発展。
③キャラ
人気シリーズにユン・ピョウが登場。「ドジな記者」という役どころなのでアクションは控えめですが、ムーン・リーと一緒に笑わせてくれます。前作に続いてビリー・ラウがドジ踏んだり、いらんことしたりして騒動を大きくする役どころで出演。他に、ウー・マ、考古学者役でフォン・ツイファン（『五福星』の「ヒゲ」）がチョイ役出演。
④アクション
ラム・チェンイン＆ユン・ピョウが夫婦キョンシーと戦うシーンが見せ場。ただし、この作品はどちらかと言うと「ファミリー向け」の映画。子供たちが登場するシーンなど「ぬるいシーン」が多く、アクションシーンはそこそこ。
⑤笑い
ユン・ピョウとビリー・ラウがお笑い担当。助手（ビリー・ラウ）が夫婦キョンシーに襲われるシーン、謎の薬品でユン・ピョウらがゆっくりとしか動けなくなるシーンがオススメ。「謎の薬品のシーン」ではあのムーン・リーが変顔を見せてくれます。ジェームズ・ティエンがエラそうな警部役で出てきたり、さりげなく三菱車の宣伝が入ったりするシーンも面白かった。
４．感想
前作とはストーリーが全く関係ないシリーズ第二弾（このシリーズは一話完結。前作を観ていなくても話がわかるのがいいところ）。内容は子供向け。ベビーキョンシーが迷子になって父子家庭の家に行ってしまい、その家の子供たちと仲良しに。親キョンシーが子供を捜しに町に出たため混乱が起こる、というもの。せっかく親子三人で眠っていたのに彼らを起こした教授（チュン・ファット）と二人の助手（ビリー・ラウほか）。コイツらがいらんことをしなければ町は平穏だったのに。タイトルは『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』。「キョンシーの息子」は一体しか登場していないのですが、なぜか複数形。「笑い」を楽しむ映画。ムーン・リーとユン・ピョウのお似合いカップル（実際に付き合ってた？）にも注目の娯楽作です。
「Fortune Star Media」が提供する予告編（YouTube）
-----------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
霊幻道士2 キョンシーの息子たち! 〈日本語吹替収録版〉 [Blu-ray]
