（Triads: The Inside Story：1989）チョウ・ユンファ出演。カタギの男が父の急死によって黒社会の組織を率いることを周囲から求められてしまうアクション・ドラマ映画。黒社会の儀式、抗争、内紛、陰謀、が見せ場の内容。「なつかしの香港映画ブログ」。
（ストーリー）
黒社会の大物クワン（ティエン・ファン）が死亡。カタギの息子マンホー（チョウ・ユンファ）が組織の幹部から跡を継ぐことを求められてしまう・・・。
（内容）
１．組織
オープニングは「洪門三合会の入会の儀式」。そして本編。黒社会の大物クワン（ティエン・ファン）とナンバー２のシン（チャーリー・チャン）。若手ヤクザ、ハーと交渉。
２．悲劇
刃物での斬り合い。クワンがハーとの争いで命を落とす。
３．葬儀
クワンの葬儀には黒社会の錚々たる構成員たちが参列。クワンの息子マンホー（チョウ・ユンファ）もアメリカから駆けつけた。マンホーは組とは何の関係もない暮らしをしているが、組織の幹部から跡を継ぐことを求められてしまう。
４．交渉
組には８つの対立組織が。それぞれと宥和策をとろうとするマンホー。
５．抗争
子供の目前で何者かに襲撃されるシン。シンの妻は夫が足を洗うことを心から望む。
６．内紛
組織の幹部に何かと反抗する若手組員コン。シンを襲撃したと疑われて乱闘騒ぎ。
７．大物
実業家のチョウ。クワンを殺害したハーを手下に使う大物。マンホーの組の港を欲しがっているチョウはコンに取引をもちかける。
８．罠
港で警察に囲まれるコン。麻薬所持の罪を着せられる。港に駆けつけるマンホー。そして・・・。
（コメント・解説）
チョウ・ユンファおなじみの黒社会モノ映画（しかし彼はこういう作品によく出演している。そういう世界と関わりが？）。チョウ・ユンファが二丁拳銃でカッコよく敵を倒しまくる映画、ではなくて、話し合いでモメ事を解決しようと努力する映画。組織が乱立している状況でマンホーの努力は報われるのか？ 大物が出演。ジャッキー・チェンのオヤジ役でおなじみのティエン・フォン。『空手ヘラクレス』『プロジェクトA2/史上最大の標的』のチャーリー・チャン。組織の心理戦を描いた内容。刃物での斬り合いなど過激なシーンも。そういう世界に興味がある人のみオススメの作品です。
「Fortune Star Media」が提供する予告編（YouTube）
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