なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『少林サッカー』(2001年:チャウ・シンチー、ヴィッキー・チャオ)

「なつかしの香港映画ブログ」少林拳の達人たちがサッカーで活躍するコメディ映画。「チーム少林」+助っ人、ニセやしきたかじん。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
少林拳の達人たちがサッカーの試合で自信を取り戻そうとする。

2.キャスト
チャウ・シンチー少林拳の達人)
ヴィッキー・チャオ(饅頭屋の店員)
パトリック・ツェー(サッカー界の黒幕)

3.注目のシーン
①主役
少林拳を世に広めたい青年シン(チャウ・シンチー)。カネが無く、ボロボロな暮らし。でも「少林寺出身のプライド」は捨ててはいません。凄い脚力のシン。元サッカー選手ファンのアドバイスで試合に出ることに。まずはチームメイトを揃えなければ・・・。

②悪役
サッカー界の黒幕ハン(パトリック・ツェー)。汚い手段でスター選手だったファンを陥れ、今ではサッカー界を仕切る大物。「デビルチーム」の監督でもある。見た目が「やしきたかじん」なハンがスタジアムを転げ落ちるシーンにも注目。

③キャラ
「チーム少林」のメンバーはシンの兄弟子たち。すっかりダメダメになってしまった兄弟子たち。見た目だけではなく、現実社会の厳しさにすっかり参ってしまっている様子。そんな彼らがサッカーの練習試合で相手のラフプレーでボロボロに。突然パワーを取り戻す兄弟子たち。そこから快進撃が始まる。シンと親しくなるヒロイン「ムイ(ヴィッキー・チャオ)」は饅頭屋の店員。肌が荒れていて、暗い表情。イジメられるシーンもあるため、楽しめない雰囲気のキャラ。ムイが突然ヘンなメイクしたり、突然スッキリした顔になったり(ちょっとよくわからない演出)。意外な活躍をするシーンに注目。

④笑い・演出
「チーム少林」のメンバー(とってもブルース・リーなキーパー、太っちょ、など)、シンたちがハンにバカにされるシーン、細かいギャグが楽しい。サッカーのシーンはCGを使って迫力を出しています(CGが「笑い」になっているシーンも)。

4.感想
昔、ユン・ピョウの『チャンピオン鷹』というサッカー映画がありましたが、それはCGではなくユン・ピョウの脚力を生かしたスポーツもの映画でした。この『少林サッカー』はCGで迫力のあるシーンを見せています。「少林拳」「サッカー」「ブルース・リー」「ドラゴンボール」を合わせたような内容。試合のシーンはCGが主役。キャラクターを楽しむ映画ですが、ファンとハンの過去が語られるシーンで、人の頭の上に足を乗せる、といったよろしくない演出もあります。個人的に気に入ったのは「やしきたかじん」みたいなパトリック・ツェー。彼がスタジアムを転がり落ちるシーンは代役のスタントですかね? 他にもカッコいい「飛龍コンビ(ヒゲの女子)」なんてのも登場。好きなキャラ、ギャグを自由に楽しむ娯楽作です。

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