なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『帰って来たドラゴン』(1974年:ブルース・リャン、倉田保昭)

「なつかしの香港映画ブログ」謎の男が悪を懲らしめるカンフー映画。リャンと倉田の対決、無法地帯のワルども、女カンフー、ツッコミどころ。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
謎の男が無法地帯でのさばる悪を懲らしめる。

2.キャスト
ブルース・リャン(謎の男)
倉田保昭(悪者)
黃韻詩(女カンフー使い)

3.注目のシーン
①主役
ブルース・リャン演じる「ドラゴン」。役人なのかそうでないのかよくわからないキャラ。「悪者を懲らしめ弱い者を助ける」という信念のため、いつも命を狙われています。「金沙村」という密輸が盛んな無法地帯。ここは何でもアリな所で、子供を売買する商人、悪徳な両替商(用心棒に守られている)、そこを仕切るイン首領、なんてのがのさばっています。金沙村にやってきたドラゴン。戦う相手がいっぱい。

②悪役
大きな悪役が二人。金沙村を支配するイン首領。インと関わりがあるジャガー倉田保昭)。インは狡猾なタイプの悪党。ジャガーは凄腕のカンフー使い。ドラゴンとの一騎打ちに注目。

③キャラ
ドラゴンにやられた連中がカネでカンフー使いを雇って仕返しをしようとする。雇われたのは女カンフー使い「イーグル(黃韻詩)」。ドラゴンに勝負を挑む。他にも、トラゴンの戦いの旅に付いていく二人の少年(マン・ホイ:『ファースト・ミッション』での特殊部隊隊員の役が有名。韓國材:『ドラゴン怒りの鉄拳』、珍作『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』ほか)、金沙村のセコい犯罪者たち、ドラゴンを襲う連中、など。

④アクション
「ドラゴン vs. ジャガー」を見せる映画。パンチ、キック以外にもトンファーやヌンチャクを使うシーンがあり、なかなかの迫力。他にも「ドラゴン vs. イーグル」、ドラゴンがザコをしばくシーンなどがあります。

⑤珍シーン
シリアスな雰囲気の映画。倉田保昭も大物っぽい雰囲気を出す演技。それなのに電動スクーターに追いかけられたり、虫メガネで服を焼かれる倉田さん。こういった「珍シーン」があることによって作品が妙に個性的な感じに。

4.感想
わかりやすい映画。「悪い奴はぶっ飛ばす」というもの。それでいいと思います。妙に複雑な映画は観ていて面倒くさい。サスペンスやホラー映画とかでよくある「アレは何だったんだ」と思うような演出や終わり方をするような、よくわからないのはお断りしたいところ。いつも命を狙われているドラゴンが無法地帯で戦う映画。「チベットの秘宝」を持つジャガーと勝負。「秘宝」をめぐる争いとかも入れながらストーリーが進みます。ドラゴンみたいな悪い奴をぶっ飛ばしてくれる人。ステキじゃないですか。警察よりも頼りになりそう。シリーズ化したら良かったんじゃないかな? 「ブルース・リャンと倉田保昭の対決」を見せるための映画。DVDには「倉田保昭インタビュー」の特典映像が入っています。

倉田保昭:TVドラマ『Gメン75』『闘え! ドラゴン』、映画『激怒の鉄拳』『七福星』ほか。

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