なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『天使行動』(1987年:ムーン・リー、大島由加里、西城秀樹)

「なつかしの香港映画ブログ」秘密部隊が犯罪組織と対決するアクション映画。女同士の荒っぽい格闘、少林寺拳法を使う男、非情な犯罪者。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
秘密部隊と東南アジア犯罪組織が激しく抗争する。

2.キャスト
ムーン・リー(エンジェルス)
西城秀樹(エンジェルス)
大島由加里(犯罪者)
ウォン・チェンリー(犯罪者)

3.注目のシーン
①主役
ジョン、西城(西城秀樹)、ムーン(ムーン・リー)、エレインで構成される秘密部隊「エンジェルス」が戦う映画。特に目立つのが西城とムーン。西城は少林寺拳法を使う男。ムーンは普段はどこかの会社に務めているOLさん。東南アジアの犯罪組織を壊滅させるため香港に集結。

②悪役
黄金の三角地帯(ケシ畑)が取り締まりで壊滅状態になった犯罪組織。「最後の抵抗」とばかりに東京、バンコクで捜査官に報復。特に残忍なのが組織の幹部ヤン(大島由加里)。野心家で強気な姿勢。他の幹部(ウォン・チェンリー)と対立するが、気にもしない。

③キャラ
「エンジェルス」を集めるアメリカのフォン捜査官。ジョンは「エンジェルス」のリーダー。エレインは派手な感じの女性で、ややコミカルな性格。

④アクション
戦いを見せる映画。香港映画おなじみのカンフー系格闘、アメリカ映画っぽい銃撃戦、爆発シーン、カースタント。最後の鋳物工場での「ヤン vs. ムーン&エレイン」は引くほどの激しさ。「女が主役のアクション映画?」などと言ってバカにしてはならないクオリティ。

4.感想
女優のアクション、格闘が見せ場の映画。『五福星』『プロテクター』では困り顔をしていたあのムーン・リーが本格的なアクションに挑戦。かわいい顔して強い(個人的には「アイドル女優」だった頃の方が良い、と思うのですが)。『死亡の塔』のウォン・チェンリーが微妙な役どころで出演(西城秀樹と格闘するシーンもあります)。国際捜査機関と犯罪組織の戦闘を描いた映画ということであまり楽しいシーンはありませんが、西城秀樹が仮死状態になってピンチを切り抜けるシーンは現実離れした珍シーンという気もします。香港には女性が主役のアクション映画がたくさんあります。多くが日本では未公開だったりDVD化されていなかったりします。中国語が出来る人が日本語の字幕をつけて商品化してくれたらいいのに、と思うのですがどうでしょう?
(注:『天使行動』は日本版DVDがリリースされていません)

YouTube)trailer

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