なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『群狼大戦』(1990年:シベール・フー、ムーン・リー)

「なつかしの香港映画ブログ」狡猾な犯罪者と香港警察が戦うアクション映画。女優が主役。格闘、派手な爆発、銃撃戦、問題のシーン。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
香港では犯罪者一味と警察の戦いが激化。

2.キャスト
シベール・フー(刑事)
ムーン・リー(謎の女)
吳鎮宇(悪役)
チャーリー・チャン(犯罪者)
ウォン・ウェイ(犯罪者)

3.注目のシーン
①主役
犯罪者フォン一味はなかなか狡猾。執念深くフォンを追う香港警察のフー警部(シベール・フー)。犯罪者の取引現場を監視するが・・・。

②悪役
犯罪組織のボス「フォン」を演じるのはウォン・ウェイ(『プロジェクトA』の悪徳商人「チョウ」でおなじみ)。「フォン」を裏切る手下「チュウ」役は吳鎮宇(松田優作っぽい雰囲気の顔。「香港の松田優作」と呼ばれている、かもしれない)。

③キャラ
警察の捜査の邪魔をする謎の女「リー」を演じるのはあのムーン・リー。「アイドル女優」のムーンがアクション派に転向。カンフーや爆薬を使う役どころ。非業の死を遂げたチャイ(犯罪者)の息子役で呂良偉(『プロジェクトA2 史上最大の標的』では宝石を盗む革命家の役だった)。フォンを救出しようとする子分「イン」役でチャーリー・チャン(『プロジェクトA2』では暗黒街のボス「タイガー」役。『空手ヘラスレス』も有名)。

④アクション
カンフー系の格闘&爆発シーンの映画。特に印象的なのはラストシーン。「ビルでの戦い」での火薬を使ったシーンでシベールとムーンが重傷。「映画製作の過激化による事故」は今でも深刻な問題。

4.感想
戦いを描いたアクション作。内容はあまり楽しくない。「悪役が卑劣すぎる」のが原因(その分、シリアスではありますが)。警察のターゲットであるフォン。この男との戦いが映画のメインかな、と思ったら、フォンが若い手下のチュウに裏切られてエラい目に。リーという謎の女がフォンを助けようと連れ去る(リーとフォンの関係にも注目)。ピンチになったフォンをインが助けるシーンは「男気」を感じる名シーン。最後は悪党チュウを捕らえようと、フー警部、リー、チャイの息子がビルに突入。そしてあの有名な爆発事故。感じ悪いシーン、事故のせいで楽しくない映画。個人的にはチャーリー・チャンの役どころが良かった(かな?)。

YouTube)trailer

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