ジャッキー・チェン『ドランクモンキー 酔拳』。面白い奴がいっぱい出てくる「食堂のシーン」を振り返る。飛鴻と蘇化子が出会い、一緒に食い逃げ(悪)。食堂の用心棒のドジっぷりも楽しい。「なつかしの香港映画ブログ」。
1.断食
カンフー道場のドラ息子、黄飛鴻(コウ・ヒコウ)。オヤジを怒らせてしまって「断食の罰」。逃げ出した飛鴻はカネもないのに食堂で大量に注文。
2.店員
やたら愛想がいい、歯男の店員。ニコニコ笑顔で飛鴻の注文を聞く。
3.相席
相席の男に話しかける飛鴻。赤唐辛子をつまみ食い(ドジ)。
4.バカ食い
注文した料理(字幕版と吹替版ではメニューが違う)を一気に平らげる(実際には、そんなに食えないと思うけど)。
5.作戦
食い逃げしようとする飛鴻。店員(チョウ・ユンファっぽい顔)にバレバレのウソをつく。
6.用心棒
食堂を守る筋肉マン(声:ジャイアン)。ズッコケた飛鴻を痛めつけて、食ったものを吐かせる(「吐くシーン」はTV版ではカットされた)。
7.酔っぱらい
飛鴻を助ける赤鼻の男(ユエン・シャオティエン)。雑巾で食堂の用心棒&店員を倒す。飛鴻は肉マンを盗み食いし、食堂の主人を痛めつける(「痛めつけるシーン」はTV版ではカットされた)。
8.逃走
食堂の店員をハリ倒して逃げる飛鴻&酔っぱらい。この「酔っぱらい」は蘇化子(ソカシ)という「酔拳」の達人。この後、蘇化子のキツい特訓が始まる。
(コメント)
「笑い」と「カンフー」が合体した傑作。面白いのが字幕版とTV吹替版ではセリフが違うところ。しゃべっていないシーンでも吹き替えでは声が流れたり、翻訳自体が違ってたりする(適当に訳してる?)。字幕もVHSとDVDで違いがあります(バージョンが多すぎる。マニアの人は全部持っているんですかね?)。無銭飲食しようとする飛鴻。さっきまで笑顔だった店員が豹変。飛鴻を袋叩きにしようとする。店の主人は「食ったものを全部吐いてもらう」などと言う(汚い。店の中で吐かせるのか?)。用心棒の男は李春華(リー・チュンワー:何か美人っぽい名前。『死亡の塔』『ツーフィンガー鷹』ほか)。食堂の人たちは悪くないんですけどね。飛鴻、蘇化子、食堂の客全員が食い逃げ。逆に痛めつけられて大損する食堂の人たち。でも、ズルそうな表情してたから、それでいいのかも。
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