なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:俳優一覧(男性編⑧)

ブルース・リ、ヤン・スエ、フォン・ハックオン、デヴィッド・ラム、ラウ・カーウィンほか。「リーのソックリさん」、香港映画の悪役たちとその出演作を紹介します。「なつかしの香港映画ブログ」

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1.ブルース・リ
スリムな体型の「ブルース・リーのソックリさん」。アクションシーンでいちいちブルース・リーっぽい動きをするのが特徴。『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』では「ブルース・リー2号」としてマッドな科学者&青銅人間と対決。間寛平に似た顔つきで猿拳を使うシーンは昭和時代の「吉本新喜劇」を彷彿させる。

2.ホー・チョンドー
ブルース・リーのソックリさん」としてはトップクラス。シンガポールに住む。「リーを尊敬している」とのこと。格闘シーンが多い『ブルース・リー物語』、珍妙な敵と戦う『新・死亡遊戯/7人のカンフー』が日本では有名。香港・台湾で彼が主演した映画は他にも多数ある。

3.ヤン・スエ
燃えよドラゴン』の「ボロ」。この役がこの人の全て、と言ってもいいかもしれない。パワフルな筋肉マン。しかし、悪役のため最後は無惨にやられてしまう役どころが多い。『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』『香港発活劇エクスプレス 大福星』、ドラマ『Gメン'75』。台湾系のカンフー映画(多くが日本未公開作)にも多数出演。

4.フォン・ハックオン
「香港の蟹江敬三」と呼ばれる男。出演作多数であるが、そのほとんどが悪役だと思われる。『ツーフィンガー鷹』『ヤング・マスター/師弟出馬』『ポリス・ストーリー/香港国際警察』ほか。『五福星』では悪役ながらコミカルな演技も。

5.ロー・リエ
いわゆる「悪役顔」のため、悪役が多い人。『ドラゴン太極拳』の「金魔王」、『少林寺三十六房』の「清のティエン将軍」、などが有名。ジャッキー・チェンとは『奇蹟 ミラクル』『ポリスストーリー3』で共演。『キング・ボクサー/大逆転』(1972年)では主演で、悪役ではなかった。

6.チュウ・ヤン
元々は映画監督。『ポリス・ストーリー/香港国際警察』での犯罪組織のボス役で有名。『ツイン・ドラゴン』ではジャッキー・チェンの伯父、『デッドヒート』では父役。いろんな表情を持っている役者。

7.何柏光
出演作が異常に多い超ベテラン。「トホホ」なイメージのオッチャン。『モンキー・フィスト 猿拳』でユン・ピョウとレオン・カーヤンのコンビにバクチ商売を台無しにされて「トホホ」な表情になるシーンが実に印象的。「エラそうにして最後はやられる」キャラを演じたらこの人の右に出る者はいないかもしれない。『ドラゴンロード』『チャンピオン鷹』『新ポリス・ストーリー Pom Pom』ほか。

8.デヴィッド・ラム
ヒルな表情の悪役。「悪巧みしてそうな表情」が売り物(?)の役者。日本では『プロジェクトA2 史上最大の標的』での悪徳警察署長役が最も有名か? 『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』では美女に見とれて妖怪のえじきになる剣士、『サイクロンZ』では殺し屋の役だった。

9.ウォン・ウェイ
プロジェクトA』で海賊と組んで荒稼ぎする商人「チョウ」役でおなじみ。実にエラそうな態度を見せるシーン&ドラゴン(ジャッキー・チェン)にしばき倒されて泣きを入れるシーンが印象的。『燃えよデブゴン』では買ったばかりの新車をデブゴン(サモ・ハン)にボロボロにされる役、『群狼大戦』では手下に裏切られる犯罪組織のボスの役。最後はヒドい目に遭う役が多い(ような気がする)。

10.ラウ・カーウィン
サモ・ハンと共演、格闘することが多い人。ちょっとナマイキな面構えなため、悪役を演じることも。『モンキー・フィスト 猿拳』では「お尋ね者」、『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』では「ヤリの名人」、『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』では「賞金稼ぎ」、『香港発活劇エクスプレス 大福星』では犯罪者の役。『ガッツ・フィスト 魔宮拳』ではリュー・チャーフィーと共演し、リー・ホイサンと漫才みたいなひょうきんな「かけ合い」を見せた。

「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube
『プロジェクトA2 史上最大の標的』

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