なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『少林寺』(1982年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」少林寺で修行する青年が因縁のある将軍に勝負を挑む。中国武術大会優勝者リー・リンチェイが本物のカンフーを見せる映画。師範役のユエ・ハイ、美しい景色にも注目です。

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1.ショウホリー・リンチェイ
父を王将軍に殺され、少林寺へ向かう。少林拳を習うため、出家。「チュエン」に改名。
(『少林寺』シリーズ三部作で人気者に。「ジェット・リー」と名を変え、ハリウッド大作にも出演。今や国際的なスター。『リーサル・ウェポン4』『キス・オブ・ザ・ドラゴン』ほか)
2.師範(ユエ・ハイ)
傷つきながらも寺にたどり着いたショウホを保護。カンフー、特に蟷螂拳の達人であり、人格者。
(『少林寺』シリーズ三部作で有名。ほかにも「少林寺モノ作品」に出演している)
3.師範の娘(ディン・ラン)
美しい娘。羊飼い。カンフーもできる。
(出演作は少ない。『少林寺2』ほか)
4.高僧
チュエンら僧たちを見守る。チュエンを保護することによって寺が世間の争い事に巻き込まれることを懸念する者も。
5.リー(ワン・クワンクエン)
王将軍に追われる男。チュエンに援護される。
(出演作は少ない)
6.王将軍(ユー・チェンフィ)
中国、隋朝の末期の将軍。残酷な男で敵には容赦しない。部下も残酷。
(『少林寺』シリーズ三部作で有名。いかつい表情で悪役を演じる)

コメント
少林寺』シリーズ三部作。同じ人が違うキャラで登場するシリーズ(実際にカンフーを身につけている人たちで製作された。端役にも注目)。その一作目。ストーリーはよくある「復讐モノ」。いかつい顔した悪の将軍とクリクリ頭のチュエンが対決するシーンに注目。この作品で最も魅力的なのが「師範」と「娘」。人格者の師範。娘は強くて美しい。上記以外のキャラでは、酔拳を使う僧、このシリーズおなじみの胡堅強(Hu Jian-Qiang)演じる若い僧、将軍の部下である厳ついスキンヘッド男(計春華:Ji Chun-Hua)、エキストラに皆さん。冒頭の「少林寺の歴史」も楽しめる傑作。カンフー、キャラ、スケール、ストーリー展開に注目の名作です。

ちょっとした情報
中国と香港が共同制作した映画。出演者は本物の武術家。そのため、後にスターになるリー・リンチェイを除いて映画出演作はあまり多くない。後に「ジェット・リー」と名乗るリー・リンチェイ。中国外で彼の映画が上映された際に「ジェット」と名付けられたのがその由来なのだとか。日本でのTV初放送は1984年10月3日、日本テレビ水曜ロードショー/秋の超大作 少林寺 爆発する神秘の中国武術!すべてが本物の迫力アクション巨編!!」。リー・リンチェイの声はあの水島裕。「アルティメット・エディションDVD」に収録されているとのこと。

注目ポイント
少林寺について(オープニング。歴史・建物など)、ショウホに起こった悲劇、少林寺での厳しい鍛錬、キャラ(師範、師範の娘が特に印象的)、チュエンが将軍の屋敷に乗り込むシーン、チュエンと「謀反人」リーの交流、ラストの決着戦。

YouTube)trailer

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