なつかしの香港映画ブログ

香港映画の見所を紹介するブログ。リンクも楽しめます

なつかし香港映画:『ブルース・リー物語』(1976年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」若きブルース・リーアメリカ行きに悩み、非業の死を遂げるまでを描いた実話映画。ホー・チョンドー主演。リーに挑戦する男たち、変わったトレーニングマシンに注目です。

f:id:wcwgold:20220220220851j:plain

1.ブルース・リー(ホー・チョンドー)
アメリカで苦労。香港に戻って、カンフースターとして大ブレイクするが・・・。
(俳優。「ブルース・リィ」とも呼ばれる。リーの大ファン、とのこと。『新・死亡遊戯/7人のカンフー』、『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編で主役を演じた)
2.葉問(葉準:Yip Chun)
リーの師匠。アメリカ行きに悩むリーに経験を積むよう、アドバイス。組み手の稽古をつけてリーをアメリカに送り出す。
(葉問の実の息子。詠春拳の使い手)
3.モドヤキ(周大偉:David Chow Tai-Wai)
日本人カラテ家。弟子をリーにぶっ飛ばされて立腹。リーと一対一の対決(その前にセコい手を使って対戦を回避しようとする)。
(出演作は二作のみ)
4.チャイナタウンの顔役(梁少松:Leung Siu-Chung)
ここ(チャイナタウン)では自分に従え、などと偉そうにリーに命令。
(ベテラン俳優。武術指導でも活躍)
5.ユニコーン・チャン(本人)
リーの友人。香港に帰ってきたリーを出迎え。
(『ドラゴンへの道』ではちょっとヒネくれたレストランの店員を演じた)
6.チャン(チウ・チーリン)
格闘家。リーを倒して名を上げたい、とのこと。リーと一騎打ち。
(『スネーキーモンキー 蛇拳』『カンフーハッスル』でおなじみの格闘家。気合いの入ったカンフーの型を見せて相手をビビらせるのが得意)
7.作業員(マース)
リーのファン。本人に会えて感激。そして、通りがかった西洋人グループとトラブル。
(スタントマン。出演作多数。ジャッキー・チェンやユン・ピョウらとも共演。『ドラゴンロード』『プロジェクトA』ほか)
8.挑戦者(フォン・ハックオン)
脅迫電話をかけてリーをしつこく挑発。そして、『燃えよドラゴン』の撮影中、いきなりリーに挑戦。
(「香港の蟹江敬三」。主に悪役を演じる。『五福星』ではサングラス姿のギャングをコミカルに演じた)

コメント
ブルース・リーの実話(?)を再現した映画。ホントにあったかどうかわからない話もありそうな感じ。やたら戦うリー。「あいつは強い、けどナマイキだ」ってんで多くの連中から戦いを仕掛けられる。リー役のホー・チョンドーが頑張っているため、格闘シーンが見応えのあるものになっています。上記以外のキャラは、借金取りの黒人(モドヤキの弟子)、リーの弟子たち(主に大学生)、ムエタイの選手(『ドラゴン危機一発』撮影中のリーを挑発、対決)、チャンのマネージャー(フォン・ギンマン:『プロジェクトA』でサモ・ハンとマージャンをやってたオッチャン)、道路作業員に嫌がらせをする西洋人(『ドラゴンへの道』でリーにぶっ飛ばされた男)、ギャング(リーのせいで賭で損した、とか理不尽な文句を付ける)、リーに挑戦する男(フォン・ハックオン、リー・ホイサンら)、ソックリさん(レイモンド・チョウ、リンダ・リー、ティンペイらのソックリさんが劇を盛り上げる)、ほか。マジメに製作されたリーの伝記映画。戦いのシーン、ソックリさん、謎のマシンで体を鍛えるシーン(リーは特注のマシンで体を鍛えていたというが、ホントにそんなの使ってた?)、など見せ場がいっぱいの名作です。

ちょっとした情報
呉思遠(ン・シーユエン)監督の作品(この時の経験が役に立ったか、呉は後に『ブルース・リー/死亡の塔』(1980年)を監督)。なんと日本でテレビ放送されたらしく、そのときのタイトルは『カンフーに生きる!ブルース・リー物語』。日本語吹替放送だったのかどうかは知らないが、もしそうなら是非観てみたいところ。

f:id:wcwgold:20220220220907j:plain

注目ポイント
アメリカ行きに悩むブルース・リー、葉問師匠と組み手の稽古、アメリカで様々な男から挑戦されるシーン(日本人カラテ家モドヤキ、チャイナタウンの顔役、格闘家チャン、西洋人のタンクトップ男、映画の撮影中に挑戦する三人の男)、電気仕掛けのトレーニングマシン、悲しい最期、ソックリさん(ベティ・ティンペイ、レイモンド・チョウら)。

YouTube)trailer

-------------------------

--------------------------------------

Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ブルース・リー物語 [DVD]

この続きはcodocで購入