なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ブルース・リーのすべて「『ドラゴン怒りの鉄拳』関連情報:後編」(6)

「なつかしの香港映画ブログ」香港に帰ってきたリーの主演第二弾『ドラゴン怒りの鉄拳』についてのデータ(対決シーン、ラブシーン、ラストシーンなど)(後編)。

対決
チェン(ブルース・リー)が悪の日本人と戦う映画。日本人だけではなく、中国人・ロシア人も悪の手先となって精武館を侮辱。精武館の人相が悪すぎるコック(腹巻き男)、使用人(ハン・インチェ)、通訳「ウー」。日本人道場主の鈴木に保護されているロシア人格闘家ペトロフ(ボブ・ベイカー)。チェンと彼らとの戦いはどれも迫力。コック役の男は『ドラゴンへの道』にも登場。『ドラゴン危機一発』ではラスボスだったハン・インチェ。この映画では武術指導&小さい役(ドカドカ殴られて絶命する役どころ)。ペトロフ役のボブ・ベイカーはリーのアメリカ時代の友人で、リーの要請で出演が実現したとのこと。

ラブシーン
墓地で何かの動物の焼き肉を食った後、婚約者ユアン(ノラ・ミャオ)と夢を語り合うチェン。リーがスクリーンで演じた伝説のラブシーン。ノラ・ミャオは「仕事」としてこのシーンの撮影に臨んだという。リーとノラ・ミャオは家族ぐるみの付き合い。リーはノラ・ミャオを妹のようにかわいがっており、『死亡遊戯』にも出演してもらう予定だったとか。

ラスト
人力車ごとウーを投げ飛ばすチェン(「人が乗った人力車をあのように持ち上げるのは不可能で非現実的」とリーはそのシーンを拒んでいたらしい)。ぶっ飛ばして電柱に(何故、電柱? 目立たせるため?)。再び日本人道場に乗り込んだチェン。日本人(ラム・チェンインら)、メガネのオッチャン、ペトロフ、鈴木との戦い。鈴木が蹴られて庭までふっ飛ぶシーンでジャッキー・チェンがスタントマンとして活躍。

エピソード
この作品の撮影期間中、倉田保昭がリーを訪ね、対面(『麒麟掌』の撮影現場らしい)。倉田はリーに日本から持参した木製のヌンチャクをプレゼントしたとのこと。ヌンチャク自体はリーは既にイノサントから習っているリー。倉田との交流はリーにとってどんな意味があったのか? また、監督のロー・ウェイとリーが激しく口論した映画としても有名。この作品ではローは警察署長役で出演。1976年、ローはこの映画の続編として『レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳』(ジャッキー・チェン主演)を製作。そのときも警察署長役で出演している。

(予告編:YouTube

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