なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ブルース・リーのすべて「『麒麟掌』で盗撮されたリー」(17)

「なつかしの香港映画ブログ」。スーパースターになったリーが友人ユニコーン・チャンが製作する『麒麟掌』の現場を訪問。それを隠し撮りされて・・・。

麒麟掌』(1973年)
ブルース・リーの友人ユニコーン・チャン。子供の頃からの知り合いで、『ドラゴンへの道』で共演。チャンが『麒麟掌』という映画を撮るというのでリーがスタジオを訪問。その姿を撮影した映像を勝手に『麒麟掌』に挿入されたことでリーとチャンが仲違い。たったそれだけのことで子供の頃からの関係が終了。どちらにも問題があったような気がするが・・・。

内容
本編は日本語字幕ナシの映像で観たため何とも言えませんが、「実につまらない映画」との評価。『ドラゴンへの道』でナマイキなレストラン従業員を演じたユニコーン・チャンが主演で戦う内容(あんまりカッコよくない男が主役。格闘シーンがショボい感じだった)。ただ、キャストはなかなか充実。倉田保昭、池漢載、ウォン・インシック、ウェイ・ピンアオ、リー・クン、ジャッキー・チェン、マースらが登場。しかし主役がイマイチじゃあどうにもなりません。

エピソード
この映画を制作したのは「犯罪結社系の映画会社」とのこと。リーが撮影現場で武術指導を行う様子を盗み撮り。リーが激怒したのはチャンに対してではなく、当時の映画界に対してのものだったのかもしれない。

リーの死後
チャンと仲違いしたままリーは急死。後、ホー・チョンドー主演『ブルース・リー物語』(1976年)にチャンは本人役で出演。リーについてどのような気持ちを持ってこの作品に出演したのだろう?

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ブルース・リー

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