「なつかしの香港映画ブログ」謎の工作員が危険な隕石をめぐる陰謀に利用されてしまうアクション映画。木靴(オランダ名物)、カースタント。ストーリー、注目のシーンを紹介。
1.ストーリー
特殊部隊の隊員が仲間の命を奪った敵と対決する。
2.キャスト
ジャッキー・チェン(特殊部隊)
山本未來(カーレーサー)
ミシェル・フェレ(記者)
ケイン・コスギ(特殊部隊)
ロン・スメルチャク(CIA)
3.注目のシーン
①主役
国際的スケールの大作。ジャッキー・チェンが記憶を失った特殊部隊の隊員を演じるサスペンスタッチの作品。『ボーン・アイデンティティー』のような「記憶喪失モノ映画」と同様、主人公が何者なのかが徐々にわかっていく演出になっています(それまでは「何者なのかがわからない」ため、観ている方はもどかしさを感じますけども)。とは言っても「ジャッキー映画」ですので難しい映画ではありません。
②悪役
南アフリカで発見された「爆発的なエネルギーを持つ隕石」。コレを研究している科学者たちを特殊部隊(ジャッキー、ケイン・コスギら)が拉致。この拉致はCIAのモーガンが計画したもので、任務完了時には特殊部隊を使い捨てにして始末するつもり。ところがジャッキーだけが記憶喪失状態で生き残り、徐々に記憶を取り戻していく。そしてジャッキーが逆にモーガンを追い詰める。悪役は隕石で商売をしようとするCIAのモーガン、アメリカの軍人、武器商人ら。ジャッキーの仕返しに注目。
③女
二大ヒロインの映画。砂漠でのラリーに参加する日本人「ユキ」役で山本未來。記憶を失ったジャッキーと出会うシーン、フォローするシーンが見せ場。ジャッキーに接触する役でミシェル・フェレ。「記者」と名乗っているけど、何か隠していそうな感じの女。
④アクション
ジャッキーがアクションを見せる映画。ただし、最初の方では「記憶喪失」ということで、あまり活躍しません。記憶を取り戻していくようになってからが見せ場。手錠を掛けられたジャッキーが南アフリカの国家安全局から逃げようとするシーン、ユキの運転でジャッキーらが逃走するカーアクション、ジャッキーがオランダで木靴を履いてモーガンの手下と戦うシーン、高層ビルでの戦い&斜面を滑り降りる危険なスタントがオススメ。
⑤笑い・演出
ややシリアスな雰囲気の映画。そのためユーモラスなシーンは少な目。ジャッキーが人喰い人種と間違えられる演出(差別的な意図は無いと思いますが、表現的にマズいかも)、パソコンで隕石の売買代金を送金する悪党たちがイタズラされるシーン、オランダの木靴が使われるアクションシーンが楽しい。
4.感想
ジャッキーが「人喰い人種」と勘違いされてしまう映画。使い捨てにされる予定だった特殊部隊のジャッキー。記憶喪失状態だが生き残り、アフリカの原住民に助けられて彼らと暮らす日々。まだ生きている、ってんでCIAの悪党がジャッキーを追い掛け始末しようとします。サスペンス風味ですが、結局のところアクション&個性的な演出を見せる作品。アクション、笑い、登場人物のキャラ設定&思惑、悪党への仕返しが見せ場の内容です。
(YouTube)trailer
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