「なつかしの香港映画ブログ」ネバダ州で中国の姫を近衛兵が救出しようとする西部劇&コメディ映画。マジメな中国人がアメリカで四苦八苦。ストーリー、注目のシーンを紹介。
1.ストーリー
騙されてアメリカに連れ去られた中国の姫を近衛兵と風来坊が救出しようとする。
2.キャスト
ジャッキー・チェン(近衛兵)
オーウェン・ウィルソン(風来坊)
ルーシー・リュー(姫)
3.注目のシーン
①主役
二大スターの映画。舞台は1881年。ジャッキー演じる近衛兵「ウェン」。ペペ姫に密かに憧れるが身分が違いすぎるため声を掛けることすらできない。ヘンな皇子との結婚を嫌ってペペ姫がアメリカに逃亡。しかし捕らえられて、中国は身代金を要求されてしまう。救出に向かうウェンだが、途中で強盗団に出くわして・・・。オーウェン・ウィルソン演じる「ロイ」はその強盗団の一味。ウェンが敵のロイと協力していくようになる過程が見せ場。
②悪役
姫を捕らえて中国に身代金を要求するロー・ファン(ロジャー・ユーアン)。ローに協力する悪徳保安官ネーサン(ザンダー・バークレー)。ロイと仲間割れする強盗団。いずれも卑劣な連中。ウェン&ロイの戦いに注目。
③キャラ
ジャッキー&オーウェンの活躍を楽しむ映画。彼らに匹敵する魅力的なキャラが。ネイティブアメリカン酋長の娘。凶暴なクロー族と戦ったウェンを酋長が高く評価。娘の婿になってくれ、と申し入れ。その後、彼女はピンチに陥ったウェンを助けたり、フォローしたり。かわいくてカッコいい美人さんだ。
④アクション
列車強盗とウェンの攻防、ウェンが凶暴なクロー族と戦うシーン(投げた手斧をキャッチされるウェン。『プロジェクトA2 史上最大の標的』でもあった演出)、酒場でのケンカ、(最後の)教会での決着戦がオススメ。ジャッキー映画らしいコミカルな演出が入った楽しいアクション。
⑤笑い・演出
笑いのシーンでは、砂漠に埋められたロイ、牢屋でのウェンとロイ(脱走しようとするシーン)、おたずね者になってしまう二人(ロイは500ドル、「上海キッド」は1000ドルの懸賞金)がオススメ。マジメなウェンとテキトーなロイの対比が楽しい。
4.感想
ストーリーは少し(かなり?)荒唐無稽。楽しいシーンとアクションを観る映画。ルーシー・リューが「姫」の役(あんまり「姫」って感じの人じゃないような気がする)。「近衛兵ウェン」役のジャッキーがアクションシーンで活躍。オーウェン・ウィルソンの「ロイ」はお調子者。この男がトチったり、あせったりするシーンが笑いになっています(本来ならばロイは「叔父を殺した強盗の一人」なのでウェンの敵なのですが、あくどい男ではないのでウェンと行動を共にすることになります)。ウェンをフォローする酋長の娘は実にステキなキャラ。「叔父の死」という悲しいシーンもありますが、見所がたくさん。面白いシーンをそのまま楽しむ娯楽作です。
(YouTube)trailer
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