なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ブルース・リーのすべて「『死亡遊戯』関連情報:後編」(14)

「なつかしの香港映画ブログ」リーの死後に完成した1978年版『死亡遊戯』について(キャスト、サモ・ハン、対決シーン、国際版と香港公開版)(後編)。

悪役
リーが撮影した格闘シーンを生かすために製作された1978年版『死亡遊戯』。その格闘シーンに出ていたダニー・イノサント、池漢載、カリーム・アブドゥル=ジャバーは1978年版では「ギャングの手下」という役どころに。芸能人やスポーツ選手を傘下に入れてカネを稼ぐギャングがアクションスターのビリー・ロー(ブルース・リー)を脅して強引に契約しようとする映画。ハゲチャビンの「ドクターランド」とかいう奴がボスのギャング(デカいのか、そうでないのか規模がわからない組織)。「ランド」を演じるのはディーン・ジャガー、その右腕「スタイナー」はヒュー・オブライエン、カラテ家「カール・ミラー」はボブ・ウォール、ビリーを銃撃する卑劣漢「スティック」はメル・ノヴァク。

サモ・ハン
生前ブルース・リーサモ・ハンに『死亡遊戯』への出演オファー。しかしながら、スケジュールの都合でサモ・ハンはオリジナルの『死亡遊戯』には出演できず。1978年版『死亡遊戯』に武術指導、カール・ミラーとマカオで戦う「ロー・チェン」役で参加。ロッカールームで行われる「ビリー vs. カール」は迫力がありましたが、これはサモ・ハンが演出したもの。「ロー・チェン」として戦うシーンはカールの引き立て役として蹴られまくります。

倉庫での戦い
ビリーがさらわれた恋人を救出するためクーロンの倉庫に乗り込むシーン。バイク軍団との戦い。ここであの有名なトラックスーツを手に入れます。「格闘シーン」でリーがトラックスーツを着ているため、それを手に入れる「倉庫での戦い」が撮影されたのだと思われます。

最後の戦い
ギャングのアジト「レッドペッパー・タワー」に乗り込むビリー。組織の連中と対決。パスカル(ダニー・イノサント)、ハプキドーの男(池漢載)、ハキム(カリーム・アブドゥル=ジャバー)、スタイナー、ドクター・ランド。死んだフリをしたりしながらコソコソ逃げるランド(なぜか屋根に逃げる)。そして・・・。エンディングが香港公開版と(日本公開版を含む)国際版とで異なることでも有名。香港公開版はビリーが警察に連行されるという、あまりカッコよくない終わり方。国際版の方が余韻を残す感じでGOOD。それとカサノヴァ・ウォンが登場する「温室の決闘」の有無(香港版に収録)。そのシーンは『死亡の塔』で観ることができます。

(予告編:YouTube

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