なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『炎の大捜査線』(1991年:レオン・カーフェイ、ジャッキー・チェン)

「なつかしの香港映画ブログ」警官が刑務所に潜入し、「死刑になったはずの者」が犯罪を犯す謎を追うサスペンス映画。豪華キャスト。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
警官が「死刑になったはずの者」による犯罪を追って刑務所に潜入する。

2.キャスト
レオン・カーフェイ(警官)
オー・ジョンホン(刑務所長)
ジミー・ウォング(囚人)
サモ・ハン(囚人)
ジャッキー・チェン(囚人)
アンディ・ラウ(囚人)

3.注目のシーン
①主役
主役を演じるのはジャッキー・チェン、ではなくてレオン・カーフェイ。『西太后』で「弱気な皇帝」を演じた人。カーフェイ演じる警官「ウェイ」。警察署長射殺事件を捜査。犯人は「すでに死刑執行された男」であることが判明。事件の背後を探るため、刑務所に囚人として潜入。ところが暴行がはびこる刑務所でウェイは捜査どころではなくなってしまう・・・。

②悪役
ミステリーな映画。誰が悪役なんだろう? 囚人は悪党ぞろい。看守も厳つい連中。刑務所長は悪そうな顔。「警察署長射殺事件」の黒幕は?

③囚人
豪華なメンバーがそろった映画。囚人役を紹介。サモ・ハン演じる「キア」。子供に会うために脱獄するが、そのたびに捕まって看守たちに痛めつけられる悲しい役どころ。ジャッキー演じる「ロン」はビリヤードのプロだったが賭事のトラブルからギャングを殺して収監。アンディ・ラウはロンに殺された男の兄の役。わざと事件を起こして刑務所へ。ロンの命を狙う。ジミー・ウォング演じる「クイ」は囚人たちのリーダー格。看守に反抗的で、刑務所長とはソリが合わない。

④アクション
ある任務を課せられる囚人たち。激しい銃撃戦。アクション作というよりサスペンス作なため、見せ場となるようなアクションシーンは少な目。

⑤笑い
ほとんど笑いが無い映画。サモ・ハンがちょっぴりユーモラスなシーンを見せてくれるぐらい(料理するシーンがオススメ)。しかし、サモ・ハン演じる「キア」が看守たちにバカにされるカッコ悪いシーンは見ていてハラが立つ。大物サモ・ハンはなぜこの映画に出たのだろう?

4.感想
主役はレオン・カーフェイ(『西太后』『アゲイン/明日への誓い』など出演作多数の人。『THE MYTH/神話』でもジャッキーと共演)。暗い映画。キャストが豪華なのにちっとも楽しくない。「警察署長射殺事件」の謎を解く内容。ガラが悪そうな人たちばかりが出てくるこの映画でオススメしたいのがアンディ・ラウ。復讐に燃えて刑務所に乗り込む役。ジャッキーやサモ・ハンに負けない貫禄を見せてくれます。「刑務所モノ映画あるある」な演出(「新入り」の囚人に殴り合いをさせたり、陰湿な嫌がらせなどがあったり)。「笑い」の場面がほとんどない。そんな刑務所で事件が起こって、囚人たちは死刑執行される。ところが・・・。ラストに向かうに連れて緊迫感が増していく映画。銃撃戦のシーンは迫力。そして最後の結末。楽しい作品ではありませんが、ジャッキーやサモ・ハンが彼等らしい表情やアクションを見せるシーンもあります。面白いシーン、かっこいいシーンを見つけて鑑賞するのがオススメです。

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