「なつかしの香港映画ブログ」凄腕スパイが家事で大忙しになるコメディ映画。コミカルアクション、「ダサい男 vs. ユーモラス悪役」。ストーリー、注目のシーンを紹介。
１．ストーリー
CIA情報員がロシアの石油にからむ陰謀を暴く。
２．キャスト
ジャッキー・チェン（CIA）
アンバー・ヴァレッタ（恋人）
マグナス・シェヴィング（悪役）
キャサリーン・ボーチェー（悪役）
ビリー・レイ・サイラス（CIA）
ジョージ・ロペス（CIA）
３．注目のシーン
①主役
ジャッキー演じる「ボブ」。シングルマザーのジリアン（アンバー・ヴァレッタ）の隣の家に住む中国人。ジリアンと付き合っていますが、彼女の子供達から「ダサいやつ」扱いされています。実はボブは「中国からCIAに派遣されてきた情報員」。情報員であることを隠すため、なるべく目立たないような格好をして、地味でダサいように見せかけてます。ボブが追うのはテロリストの「ポルダーク」という男。ボブがジリアン＆子供達との付き合い、敵との対決にアタフタする姿が楽しい映画。
②悪役
テロリストの「ポルダーク」とその手下が悪役。しかしながら、コレはコメディ映画。悪役もコミカル。ドジ踏んだり、マヌケなことをやらかしたり（悪ボスのポルダークに似合わない服を手下たちが用意したりする、など）。ストーリーはシリアスですが、肩の力を抜いて楽しめる内容になっています。
③キャラ
ジリアンの子供達はちょっと複雑な子たち。長女はジリアンとは血がつながっていない。長男は少しナマイキ。次女のノーラ（アリーナ・フォーレイ）は比較的ボブになついてくれるカワイイ子（ボブとデパートに行くシーン、庭でポルダーク一味に遭遇するシーンがオススメ）。ボブの同僚（CIA）役でビリー・レイ・サイラス（本業はカントリー歌手だそうで）。他に、ポルダークの愉快な手下、わざとらしくボブに接近してくる男、裏切り者ら。
④アクション
ジャッキーがコミカルアクションを見せる映画。製油所を狙うポルダークとボブの対決、ジリアンの家でポルダークの手下とボブが戦うシーン、鉄板焼店での戦い、自転車で戦うシーン（『プロジェクトA』を思い出すような演出）、最後の決着戦（ジリアンの家で再びポルダークとボブが戦う）がオススメ。
４．感想
これは楽しい映画。気楽に楽しめる内容。ダサい中国人ボブ。恋人の子供たちからバカにされる男。実は世界平和を守る凄腕エージェント。そんな男が女性との付き合いに苦労したり、国際的テロリストとの戦いで大忙しになったり。最初はシリアスな雰囲気。しかしだんだんユーモラスな感じになっていく映画。コメディタッチな演出（家事がド下手なボブがスパイ用具で家事するシーン、ノーラとボブのやりとり、ドジな倒され方をするポルダーク一味）が楽しい娯楽作。アクションと笑いを楽しみたい人にオススメの傑作です。
予告編（YouTube）
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