なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『カンフーハッスル』(2004年:チャウ・シンチー、ユン・ワー、ブルース・リャン)

「なつかしの香港映画ブログ」カンフーの達人たちが伝説の男に戦いを挑むCGカンフー映画。最強の大家、「火雲邪神」、ラムネ売りの女の子。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
カンフーの達人たちが伝説の「火雲邪神」に戦いを挑む。

2.キャスト
チャウ・シンチー(チンピラ)
ホアン・シェンイー(女の子)
チャン・クォックワン(ボス)
ユン・ワー(大家)
ブルース・リャン(火雲邪神)

3.注目のシーン
①主役
主役はへなちょこなチンピラ「シン(チャウ・シンチー)」。ボロボロにやられても回復する、驚異のパワーを持つ男(なぜ回復できるのだろう? 『ドラゴンボール』では「仙豆」「回復マシン」で回復しますが。ボロボロにやられても回復すれば以前よりも強くなる、というのは『ドラゴンボール』と同じコンセプト)。最後は「真のパワー」に目覚めて、火雲邪神と一騎打ち。

②悪役
暴力が支配する時代が舞台。町を仕切るのは「斧頭会」という荒っぽいギャング。そのボス(チャン・クォックワン)がこの映画の悪役。カンフーの達人にやられた斧頭会。助っ人として火雲邪神(ブルース・リャン)をある施設から脱走させようとする。

③キャラ
「なつかしのスター」が登場する映画。あのブルース・リャンが無敵の「火雲邪神」役。ジャッキー・チェン映画でもおなじみのユン・ワー、チウ・チーリン、フォン・ハックオン。一押しが「ラムネ売りの女の子」役のホアン・シェンイー。シンとは幼なじみの少女役で実にかわいい子。

④アクション
主役のシンはへなちょこ。映画の最初の方で活躍するのは、豚小屋砦の大家(ユン・ワー)、カンフーの達人(チウ・チーリン)ら。「豚小屋砦 vs. 斧頭会」「豚小屋砦の大家夫婦 vs. 火雲邪神」。そして「シン vs. 火雲邪神」。CGを使った『ドラゴンボール』なアクションに注目。

⑤笑い
シンのドジっぷり(悪いことをしようとしてもうまくいかない)、豚小屋砦の大家の妻が斧頭会のボスに警告するシーン(ブルース・リー『ドラゴンへの道』のパロディ?)、チウ・チーリンのオネェっぽい雰囲気、斧頭会ボスの最期、タフすぎる火雲邪神、などが楽しい。

4.感想
カンフー映画。昔のジャッキー・チェンのような作品ではなく、戦いのシーンをCGで見せる内容(CGがメインなので好みが分かれるかも)。キャラクターを楽しむ映画でもあります。個人的に気に入ったのは、ホアン・シェンイー。ピュアなイメージの子。「斧頭会のボス」も子分をカンフーの達人にやられて怒りに燃えるシーンなど、見せ場が多い。「香港の蟹江敬三」フォン・ハックオンは「琴を弾く二人組の殺し屋」の一人(でもサングラスで表情が見えない)。ブルース・リャン演じる「火雲邪神」は強敵を求めて戦う男。頭が薄くて寂しい感じで、しかも体をカエルみたいにふくらませたりするカッコよくないキャラ(でも強い、というギャグ)。「ブルース・リーの雰囲気」と『ドラゴンボール』をあわせたようなCG映画。リーのモノマネなど、見所がたくさんのオススメ作です。

出演者たちの主な作品
ブルース・リャン:『帰ってきたドラゴン』
ユン・ワー:『サイクロンZ』
チウ・チーリン:『スネーキーモンキー 蛇拳
フォン・ハックオン:『ポリス・ストーリー/香港国際警察

YouTube)trailer

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