なつかしの香港映画ブログ

香港映画の見所を紹介するブログ。リンクも楽しめます

なつかし香港映画:ジャッキー・チェン『クレージーモンキー 笑拳』「予告編を楽しもう」 

「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー・チェンが珍拳法で強敵と対決するカンフーコメディ映画(1979年公開)。ジャッキーの女装も。YouTubeにアップされた予告編を解説します。

YouTube)予告編

    

予告編の内容(画像は全て予告編から)

(The Fearless Hyena)
1.祖父

ジャッキーが監督したヒット作。舞台は清の時代。清朝の殺し屋エン(ヤム・サイクン)に追われる男(ジェームス・ティエン)。革命を恐れる清朝は体制に逆らうかもしれない格闘家たちを抹殺しようとしている。

2.

孫のシンロン(ジャッキー・チェン)に後を託し、自分が持つ技の全てを伝授しようとする。

3.仕事

清朝に追われてあちこちを転々としてきた祖父と孫。定職に就いていないシンロンは職を求め、(なぜか)葬儀屋に勤めようとする。そこのセコい店主(ディーン・セキ)から面接&仕事の説明を受けるシーンが傑作。

4.用心棒

仕事が見つからないシンロン。ある日、かつて叩きのめしたインチキバクチ三人組の紹介で、ある道場主(リー・クン)に会う。その男の説明によると「門下生を増やして儲けたい。道場破りを倒してくれたら報酬を出す。」とのこと(おいしい話?)。

5.女装

次々に現れる道場破りたち。しかし、シンロンは祖父から「必殺カンフー」を人前で使うことを禁じられている。そこで女装したり、変顔したりして戦うことに。女装したシンロン(声がカワイイ。たぶん「吹替」だと思う)を本物の女だと思って襲う(イヤらしい)道場破りにも注目。

6.悲劇

清朝のエンと手下の殺し屋三人組に襲われた祖父。絶命。怒りに燃えるシンロンだが、それは人前でカンフーを使い、それを見られてしまった自身の責任でもある。祖父と同じ流派の男がシンロンに秘伝「笑拳」を伝授することに。

7.レーニン

徹底的に身体を鍛えるシンロン。食事もまたトレーニング(箸を使うコミカルなシーン)。

8.三人組

長い刀を持つ殺し屋三人組がシンロンを襲う。どんな戦いになるか?

9.必殺

コレがウワサの「笑拳」。笑いながら戦う珍妙な拳法。「泣き顔」を使うことも。

10.決着戦

エンと戦うシンロン。エンの得意技は握力。そのパワーが通用しないぐらい鍛えておけばエンに勝てる。「笑拳」とは何か? それが最後の戦いで明らかに。

コメント
ストーリーはありがちな「復讐モノ」。その分、笑いの演出、おもしろキャラでいっぱい。マヌケな就職活動、祖父にバレないようにヘンなバイトをするシーン(ジャッキーの女装が見せ場)、「笑拳」とかいう妙なワザ(強敵相手に通用するのか?)。ディーン・セキ、リー・クン、マヌケな博打屋三人組は「お笑い」キャラ。悪役のヤム・サイクンはスゴイ貫禄(ホントに強そう)。シリアスなストーリーですが、笑いのシーンとおもしろキャラで何度も観たくなる傑作です。

--------------------------------------
「なつかしの香港映画ブログ」への支援を求めています。

この続きはcodocで購入