なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ジャッキー・チェン『プロテクター』「予告編を楽しもう」 

「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー演じる刑事がNY・香港犯罪コネクションと対決するアクション映画(1985年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。

YouTube)予告編

予告編の内容(画像は全て予告編から)
(The Protector)
1.主役

カンフースターのジャッキー。この映画はアメリカ作ということでガンアクション、爆発シーンといった派手なアクションが売り物。ニューヨークの刑事ビリー(ジャッキー・チェン)。相棒とバーでくつろいでいるところを強盗に襲撃されてピンチ。銃で応戦。

2.犯罪都市

治安が悪いニューヨーク。重武装した強盗事件が当たり前のように発生。逃げた強盗をボートで追跡するビリー(このボート爆発のシーンでヘリからぶら下がっているのはジャッキーではなく、スタントマンなのだそうだ。アメリカでは保険の関係からスター本人に危険なことをさせることができないらしい)。

3.相棒

新しい相棒ガローニダニー・アイエロ)。ジョーク好きな明るい男だが、腕と度胸は確か。バズーカ砲で敵を吹っ飛ばすシーンが最大のハイライト。

4.香港

ギャングの娘ローラをガードすることになったビリー&ガローニ。しかし、武装集団がローラを拉致。その黒幕と目される香港の悪名高いボス、コウ(ロイ・チャオ)。ビリーとガローニはコウが経営する香港のマッサージ店で女殺し屋に襲われる。そして、荒くれ者たちと乱闘。

5.アクション

「ローラ誘拐事件」捜査への協力者を求めるビリー&ガローニ。かつてコウと仕事をしていたリーを訪ねるが、そこにも殺し屋が。「リー水上百貨店」を襲う悪党たち。応戦するビリーとガローニ。逃げたコウの部下をビリーがハードに追跡。

6.襲撃

夜中、宿泊先を襲われるビリーとガローニ。悪党どもの狼藉のせいで香港百万ドルの夜景が台無し。

7.死闘

造船所で薬物を製造して荒稼ぎしているコウ。ビリーとガローニが造船所に潜入。コウのデカいボディガードがビリーを襲い、高所で決闘。コウはヘリからビリーを銃撃。その結末は?

8.笑い

「アクションが売り」ということでシリアスな内容。そのため、笑いのシーンは少ない。コウのマッサージ店でジャッキーが冷水風呂に入って変顔www。予告編には出てきませんが、サリー(サリー・イップ)を守ろうとする二人の劇団員がジャッキーとトラブるシーンも楽しい。

コメント
ジェームズ・グリッケンハウス監督作品。ハードなアクション。しかし、グリッケンハウスはこの作品にアメリカ映画らしい「お色気シーン」を追加。そういうのが嫌いなジャッキーは独自に編集、新たに撮影したシーンを追加。そのため、この映画には二つのバージョンが存在。ただ、グリッケンハウス版にはサリー・イップは登場しません。ムーン・リーはどちらにも登場しますが、グリッケンハウス版にはジャッキー版に無い出演シーンがあります。予告編には出てきませんが、ローラのボディガード、ガルーチ(ビル・ウォレス)というのもなかなかのイカレキャラでオススメ(チェーンソーでジャッキーを襲うシーンが迫力)。残念ながらアメリカではヒットせず。やはりジャッキーはアメリカでは無名。しかも、アメリカにはこういったアクション映画はたくさん。個人的には大いにオススメの作品。派手なスタント、ジャッキーアクション、大物俳優(ダニー・アイエロロイ・チャオ)、二大ヒロイン(サリー・イップ&ムーン・リー)、香港の町&夜景、対決シーン。見せ場が多い傑作です。
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「エクストリーム・エディション」にはグリッケンハウス版とジャッキー版の両方が収録されているとのこと(要確認)。
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