「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー演じる刑事が強盗団と対決するアクション&ドラマ映画(1985年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(YouTube)予告編
予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Heart Of Dragon)
1.弟
苦労が多い兄弟が犯罪に巻き込まれる映画。警官のジャッキー(ジャッキー・チェン)。戦闘訓練で活躍。特警隊指揮官(ラム・チェンイン)との一騎打ちはほぼ互角の勝負か?
2.兄
ジャッキーの悩みは兄貴のタク(サモ・ハン・キンポー)。知能に問題があり、片時も目が離せない。手をつないで町を歩くが、周囲から好奇の目でバカにされてしまう。
3.トラブル発生
近所の子供が遊び相手のタク。友達とレストランに行くが、支払いに困ってトラブル。
4.我慢の限界
仕事、家族、恋人との関係。苦労が多いジャッキー。時には感情が爆発してしまうことも。
5.就職活動
弟の足を引っ張らないようにしようと職を探すタク。しかし、何の能力もなければ、コネもないため誰からも相手にされない。食堂で面接を受けるが、意地悪な店主(ウー・マ)にコケにされてしまう。
6.仲間割れ
特捜隊の刑事になったジャッキー。ターゲットは宝石強盗グループ。しかし、狡猾な犯罪者に警察は手を出せない。ところがブツ(盗品)を無くした強盗団のメンバー(チュン・ファット)が殺し屋に襲撃されて事態に変化が。
7.カーチェイス
タクが強盗団の人質に。ジャッキーと同僚は警察に自首した強盗団のメンバーとタクの人質交換をしようとする。勝手に強盗犯を連れ出したジャッキーを特警隊指揮官と部下が追跡(このシーンは『ポリス・ストーリー/香港国際警察』に使用される予定だったそうだ。ジャッキーの髪型や雰囲気が「チェン・カクー」っぽいのを本編で確認できます)。
8.死闘
建設現場で待ち構える強盗団。ジャッキーと同僚たちが銃やつるはしで対抗。強盗団の中で最も腕が立つ殺し屋(ディック・ウェイ)とジャッキーが一騎打ち。
9.ボス
実に悪質な強盗団のボス(ジェームズ・ティエン)。しかし、素手での戦いはサッパリ。ジャッキーにぶん殴られたり、蹴り飛ばされたり(その弱さを見せるシーンがギャグっぽい)。
10.刑務所
なかなかリアルな演出。相手が強盗団といえども大勢を殺したらタダでは済まない(普通アクション映画では敵を殺したら「めでたしめでたし」。現実にそれをやったら何らかの罪に問われるはず)。ジャッキーと同僚たちは戦いの後、刑務所へ。懲役何年だったのかは不明だが、比較的短い刑期だったようだ。
(コメント)
サモ・ハンとジャッキーによるヒューマンドラマ作。サモ・ハンとジャッキーがアクション作以外でもいい仕事ができるということを証明したドラマ的な内容(障害者がバカにされる悲しいシーンも)。香港版と日本版があることでもおなじみ(日本版の方がアクションシーンが多めで長い)。この予告編は短めで、ヒロインのエミリー・チュウ、アンソニー・チェン演じる「最悪な家庭教師」、駐車場での乱闘(リー・ホイサン、チウ・チーリン、フォン・ハックオン、『ドランクモンキー 酔拳』の鉄頭サン・クワイらが登場)、大勢がケガをした手榴弾のシーンは入っていません(そちらは本編でどうぞ)。テーマ曲「CHINA BLUE」「TOKYO SATURDAY NIGHT」も名曲。名シーンがいっぱいのオススメ作です。
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