「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキーら「香港ビッグスリー」が悪の実業家と対決するアクション映画(1988年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(YouTube)予告編
予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Dragons Forever)
1.香港ビッグスリー
ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウが勢揃いした全盛期最後の作品。人をぶん殴る弁護士、といった現実には無い設定で、「コメディ」と割り切って鑑賞するのがオススメ。「戦う弁護士」ジャッキー(ジャッキー・チェン)。悪党の弁護も引き受ける男だが、「どうしても許せない奴」は依頼人でもブチのめしたりする。また、女好きで誰にでも声をかけたりする。
2.謎の男
サモ・ハン演じる「ウォン」は謎の男。元々は武術師範だったらしいが、今ではチンピラにオモチャの武器を売る怪しい商売。ジャッキーの知り合いでもある。
3.話が噛み合わない男
今作のユン・ピョウは妙な奴。演じる技術屋トンは自分自身を「正義漢で、頼りになる男」だと思い込んでいるが、他人とのコミュニケーションに問題アリ。ジャッキーの依頼で女性の部屋に盗聴器を仕掛けようとしてドジる。
4.美女①
養魚場のオーナー、イップ(デニー・イップ)。その養魚場は時価1000万ドルの価値があるが、ギャングのファーが操業する工場からの排水で被害に遭っている。怒りのあまりウォンをスパナでドツくシーンは今観ても衝撃的。
5.美女②
水質の専門家メイ(ポーリン・ヤン)。イップの従妹で、イップの養魚場を守ろうとしている。美人さんだが敵と戦ったり、高所から落下したりと身体を張ったアクション。
6.悪の実業家
ギャングのボス、ファー(ユン・ワー)。葉巻をいつもスパスパ吸っている個性的な奴。普段は冷静さを装っているが、キレると「ヤバイ奴」に豹変。メイにも容赦無し。
7.アクション
『スパルタンX』に続いてジャッキーがベニー・ユキーデと対決。ユキーデ演じるファーの手下は強烈なキックが武器で、トンとウォンを一発でKO。ジャッキーとの激しい格闘に注目されたい。
8.笑い
さすがに年を取った香港ビッグスリー。若い頃ならウケるような演出を大人になってまでやるのはいかがなものか。互いを知らないトンとウォンが乱闘になるシーン。それを見て女性たちがあきれたりするシーン。「笑いのシーン」はちょっと微妙な気がする映画。「80年代の終わり」を感じさせる。
(コメント)
「戦う弁護士」という現実にはまずありえない設定を楽しむ作品。アクションは身体を張った落下シーンなど危険なものが多い印象。個人的にはキャラに注目。ポーリン・ヤンの美女っぷり、ユン・ワーの表情、ユン・ピョウの大ボケキャラ。予告編には出てきませんが、悪役でディック・ウェイ、タイ・ポー、デヴィッド・ラムも登場。裁判の珍シーン、精神科のシーンにも注目です。
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