「なつかしの香港映画ブログ」伝説の名作。リーが「家族と少林寺の名誉を汚した男」と対決するアクション映画(1973年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(YouTube)予告編
予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Enter the Dragon)
1.依頼
少林寺の高弟リー(ブルース・リー)。その素晴らしい強さに目を付けた国際情報局のブレイスウェイトからの依頼。ある島で悪事を働く「ミスター・ハン」と呼ばれる男を調査して欲しい、とのこと。「なぜ自分が?」とリー。かつてその島でリーの妹(アンジェラ・マオ)がハンの手下に殺された過去。ハンはまた少林寺出身でもある。
2.悪党
どこの国に帰属するのか曖昧だった島を購入。そこで「何か」をやっているミスター・ハン(シー・キエン)。少林寺の教えに背き、女性を食い物にしている。
3.格闘家
「ある目的」のため格闘大会を主催するハン。参加者はローパー(ジョン・サクソン)、ウィリアムス(ジム・ケリー)ら。ローパーとウィリアムスは昔からの知り合い。ローパーは借金まみれで、借金取りをブチのめしてハンの島へ。ウィリアムスは人種差別警官をぶっ飛ばして島へ。いずれも帰国しづらい立場。
4.女性スタッフ
ハンの島で働くタニア(アーナ・カプリ)。ハンの愛人なのかそうでないのかは不明。ローパーと親しい関係になったが・・・。
5.もてなし
何かと妙なハンの島。大勢の若者がカラテの稽古。夜には格闘家たちに女を提供。宴会のシーンではヘンな相撲取りも登場。
6.工作員
ブレイスウェイトの部下メイ・リン(ベティ・チュン)。ハンの島に潜入して情報収集。命がいくらあっても足りない危険な任務。ブレイスウェイトはトボケた雰囲気のオッチャンだが、実際はかなり人使いが荒い?
7.決着戦
進むトーナメント戦。リーの初戦の相手は偶然にもオハラ(ボブ・ウォール)。妹を死に追いやったオハラとどう戦うつもりなのか?
8.工作活動
ハンの島を捜索するリー。しかし、そのせいでウィリアムスが犠牲に。ハンの悪事の証拠を確認したリーは地下工場でハンの手下たちと大乱闘(ヌンチャクのシーン、ジャッキー・チェンが首を折られるシーンが特に見せ場)。
9.誤解
ローパーを仲間にしたいハン。「島の秘密」を全てローパーに見せる。それは「後で誤解があってはならないから」という理由から。しかし、親友のウィリアムスに残忍なことをしたハンを許せるワケがない。ローパーはハンの手下で筋肉マンのボロ(ヤン・スエ)と対決することに。
10.義手
ハンの片手は義手。しかし、むしろ好都合。「虎の爪」「鋼鉄の爪」を装着してリーを襲う。最後は「鏡の部屋」で決着。
(コメント)
説明不要の名作。当時、人気絶頂のリーがハリウッド資本の大作に出演。脇を固めるのはベテランのシー・キエン、後に香港映画界を盛り上げるジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウ、ラム・チェンインら。この作品をミステリアスな雰囲気にする「怪しい女たち」にも注目されたい。ストーリーはおなじみ。登場人物、個性的な演出を細かい所まで観察しながら鑑賞するのがオススメです。
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