ドジな人たちがいっぱい登場する『霊幻道士』シリーズで最も笑わせてくれるメガネキャラ、ビリー・ラウ。出演作とその珍シーンを紹介します。「なつかしの香港映画ブログ」
ビリー・ラウ:出演作多数。しかしながら「スター」というタイプではないためチョイ役が多い。メガネ姿が印象的。「主役」にはなれないけど「やらかす役」でキッチリ笑いを取ってくれる人だ。
出演作
1.『霊幻道士』(Mr. Vampire:1985年)
保安隊隊長「ウェイ」の役。カネ持ちの娘ティン(ムーン・リー)の従兄でもある、偉そうな奴。道士の弟子モンとセンに術をかけられておちょくられるシーン(ムーン・リーのかわいい困り顔にも注目)、キョンシー化した叔父さんに襲われて焦りまくるシーン、が楽しい。
2.『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』(Mr.Vampire II:1986年)
墓泥棒(チュン・ファット)の助手の役。現代が舞台の映画(「キョンシーを信じない若い人も多い」という時代設定)。キョンシーの「お札」をはがしてしまって大騒ぎに。夫婦キョンシーに襲われてビビリまくるシーンが最大の見せ場。
3.『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』(Mr.Vampire III:1987年)
盗賊に狙われている村の村人「キョンジャイ」の役。化け物退治の専門家である師匠(ラム・チェンイン)の指導を受けて、盗賊と戦う。亡霊をおちょくったりするなど、余計なことをして問題を起こす奴でもあります(それが「笑い」の前フリになっています)。サモ・ハン・キンポーが登場する「師匠の誕生パーティ」でもやらかす。怒りをこらえるラム・チェンイン、アゼンとするサモ、ウー・マにも注目のシーン。
4.『奇蹟 ミラクル』(Canton God Father:1989年)
ジャッキー・チェン演じるギャングのボスの手下役。ジャッキーがメインの映画。そのため、ちょっとした笑いを担当する役どころ。
5.その他
『七福星』『レディスクワッド2』など。それほど面白くない役、恥ずかしい目に遭う役を担当することも。私が観た中ではやっぱり『霊幻道士』の一作目が一番面白かったです。
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『霊幻道士』
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