「なつかしの香港映画ブログ」中国の村に住む仲が悪い二つの一族が強盗団を撃退するため共闘する。ユエ・ハイ主演。リー・リンチェイ、女性らのカンフー、悪役の個性的な武器に注目の映画です。
１．親父（ユエ・ハイ）
少林派。男ばっかりのドラゴン家を率いる。
（『少林寺』シリーズ三部作で有名。ほかにも「少林寺モノ作品」に出演。蟷螂拳の使い手）
２．親父の弟（胡堅強）
少林派。パオ家の娘と結婚したいと思っているが、うまくいかない。
（このシリーズのレギュラー。一作目ではその他大勢の役だったが、『少林寺2』『阿羅漢』では目立つ役どころ）
３．少林派（リー・リンチェイほか）
強盗団に親を殺された子供たち。親父に引き取られて、伸び伸びと暮らす。
（リー・リンチェイ：『少林寺』シリーズで人気者に。「ジェット・リー」と名を変え、今や国際的なスター。妻はニナ・リー。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ、『リーサル・ウェポン4』『キス・オブ・ザ・ドラゴン』ほか）
４．パオ（ユー・チェンフィ）
女ばかり生まれるパオ家の主人。「武当剣」の跡継ぎになる男の子を求めている。「武当剣の極意」をドラゴン家に盗まれることを妙に警戒し、ドラゴン家を異常に嫌う。
（このシリーズのレギュラー。一作目では「悪の将軍」を演じた）
５．娘A（ディン・ラン）
パオの娘。ドラゴン家の男と結婚したいと願う。
（出演作は少ない。『少林寺』ほか）
６．娘B（ホァン・チューイェン）
パオの娘。気が強い女。親譲りの剣術でドラゴン家の子供たちをビビらせる。
（武術家。後にリー・リンチェイと結婚したが離婚している）
７．強盗団（計春華、孫建魁ほか）
少林派と因縁がある軍団。小細工を使ってドラゴン家とパオ家を反目させようとしたり、集団で攻めたり。顔が白い男、刃物を仕込んだ円盤型の武器を使う男、に特に注目。
（計春華：『少林寺』では将軍の手下を演じた。孫建魁：『少林寺』では酔拳を使う少林寺の僧の役だった）
①コメント
『少林寺』シリーズの二作目。前作とは全く関係がない、別のストーリー。子供が主役のため、ぬるいシーンが多い。前作同様、実際にカンフーを身につけている人たちで製作された。注目はユエ・ハイ。人格者を好演。女性たちもかわいらしくてオススメ。上記以外のキャラでは、パオ家のデブゴン妻、村の偉い人、エキストラの皆さん、ほか。風光明媚な景色、コミカルなシーン、親子の愛情、ヒロイン、壮大な戦い、が見せ場の名作です。
②ちょっとした情報
日本でのTV初放送は1986年4月4日、日本テレビ「金曜ロードショー／少林寺2 爆発する怒りの必殺拳！あの大迫力アクションが再び!!」。リー・リンチェイの声は水島裕。この吹替音声は「アルティメット・エディションDVD」に収録されているとか（要確認）。日本公開版主題歌はザ・グレート・カブキ「ハート・オブ・ライオン」（アップテンポな曲）。
（注目ポイント）
二つの家族（男ばっかり、女ばっかり。厳つい顔して娘には弱いパオ）、オープニングのアニメ、親父の人格者ぶり、中国の風光明媚な景色、セコいワナを仕掛ける強盗団、ラストの決着戦（女の子も戦う乱戦）。
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