なつかしの香港映画ブログ

香港映画の見所を紹介するブログ。リンクも楽しめます

なつかし香港映画:『ガッツ・フィスト 魔宮拳』(1980年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」謎のカンフー使いが「遺産」を持ち逃げした男を追う。リュー・チャーフィー主演。妙なキャラが次々登場。カンフー、笑い、謎の犯人、に注目の個性的なカンフー映画です。

f:id:wcwgold:20220216185732j:plain

1.リュー(リュー・チャーフィー)
謎の男。カンフーの使い手。「遺産」を持ち逃げした男を捜している。犯人は「薬売り」「易者」などに変装するため、捜すのに苦労している。
(『少林寺三十六房』『孔雀王』『キル・ビル』など。カンフーだけではなく、コミカルな演技もできる)
2.鍛冶屋(リー・ホイサン)&ニン(ラウ・カーウィン
友人同士。鍛冶屋は腕力はあるが、どこか抜けている男。ニンは「死刑囚の身代わり」という妙な仕事をしている。リューに怪しまれて対決(コミカルなシーン)。
(共に「サモ・ハン映画」で有名。『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』ほか)
3.(尤翠玲:Yau Chui-Ling)
ニンの妹。兄をサポートする。
(日本未公開作で活躍)
4.将軍(盧海鵬:Lo Hoi-Pang)
貴重な観音像を所有し、丁重に扱う。それをリューに怪しまれる役どころ。            
(『新Mr.Boo!鉄板焼』では「猟銃をぶっ放す酔っぱらいオヤジ」を演じた)
5.副官(黎劍雄:Lai Kim-Hung)
将軍の部下。女を利用して観音像を盗もうとする。
(出演作多数。『死亡遊戯』『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』『モンキーフィスト 猿拳』『ヤング・マスター/師弟出馬』に端役で出演)
6.易者(ロー・リエ)
怪しい易者。鍛冶屋&ニンにいいかげんなアドバイスをしたり、将軍の屋敷を調査して占ったりする。
(『ドラゴン太極拳』での「金魔王」役、など悪役を主に演じる。出演作多数の大ベテラン。リュー・チャーフィーとは『少林寺三十六房』でも対決。『奇蹟/ミラクル』『ポリス・ストーリー3』でジャッキー・チェンとも共演)

コメント
『ガッツ・フィスト 魔宮拳』とかいうよくわからないタイトル。「リュー」という謎の男が謎の犯人を追って貴重な「遺産」を取り戻そうとする映画。「謎」が多い内容。リュー、鍛冶屋、ニンが協力して怪しい連中を追いかけたり、戦ったりするシーンをコミカルな演出を入れながら見せる作品。上記以外のキャラでは、怪しい窃盗団(メンバーにマースがいます)、怪しい薬売り、将軍の周囲にいる女&部下たち、ほか。リューが怪しい奴らをカンフーで追い詰めるシーンが見せ場の傑作です。

ちょっとした情報
コミカルなシーン&最後のシリアスな戦いが売り物の1980年の映画。日本では1986年に劇場公開。面白い作品ですが、日本版DVDはリリースされていません。VHSでリリースされたことがありますが(私はそれを鑑賞)、日本版VHSはオリジナルを少しカットしたもの(「病人の島」のシーン)。捨てられた病人が暮らす島に鍛冶屋&ニンが乗り込むシーンが丸ごとカットされています。

注目ポイント
リューが鍛冶屋&ニンと出会うシーン(トラブル&和解)、リューたちが怪しい連中を追うシーン、仕掛けのある通路(敵が逃げ込んだ場所。追うリューたちが通るのに苦労する)、ラストバトル「リュー vs. 敵」、「遺産」の内容。

--------------------------------------

Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ガッツ・フィスト魔宮拳 [VHS]

劇場映画ポスター 少林寺三十六房

この続きはcodocで購入