なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『少林寺への道3』(1982年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」拳法界から憎まれた男の息子が少林寺で修行し、拳法界のリーダーたちと対決する。カーター・ワン演じる「仇少捷」の戦いぶり、美しいヒロイン、珍妙な演出に注目の傑作映画です。

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1.仇少捷(カーター・ワン)
拳法界から憎まれた仇英豪の息子。少林寺で18年間修行。「慎重・忍耐・寛容の精神」を学ぶ。
(『ドラゴン太極拳』の「銀魔王」役で有名。『少林寺への道』シリーズではカンフーの達人、カート・ラッセル『ゴーストハンターズ』では「妙な妖術使い」を演じた)
2.趙世恩(蘇真平)
少捷を救った男。負傷しながらも、幼い少捷を少林寺に届ける。
(日本未公開作に出演多数。『少林寺への道』ではインチキ占い師、『ドラゴン太極拳』では「銀魔王」に追われる老人の役だった。)
3.明珠(ドリス・ロン)
趙世恩の娘。少捷と結婚する予定だが、なにやらワケありの様子。
(目に特徴があるキュートな女優。ジャッキー・チェンとは『少林寺木人拳』『カンニング・モンキー 天中拳』で共演)
4.高僧(柯佑民)
少林寺の僧。少捷の成長を見守る。
(このシリーズのレギュラー。出演作多数)
5.銅人
少林寺の僧。修行をクリアした者は「銅人と戦う試練」が待っている。これはただの試験ではなく、失敗すれば本当に命を落とす、恐ろしいものである。
6.八大門派
少捷を憎む八大門派(「武林一門」を始めとするカンフー道場の集合体)。少林寺を下山した少捷にしつこく挑戦状を送る。素手で戦う少捷を相手に武器を使ったり、集団で襲ったりする、なかなか卑怯な連中。
カンフー映画でみかける人たちが「八大門派」役で登場。「ジャッキー・チェン映画」に出てる人も)
7.如霜(嘉凌:Chia Ling)
八大門派の一つを代表する女。父が仇英豪に倒されたことを恨みに思っている。
(出演作多数)
8.(陳淑芳:Grace Chen Shu-Fang
霊芝山に住む、八大門派の師匠格にあたる人。拳法界の事情に詳しい。ラストに登場し、この映画のややこしい人間関係の全てを明らかに。
(出演作多数)
9.謎の男
いつも笠をかぶって顔を隠している黒幕。八大門派をたきつけて少捷を始末しようとする。

コメント
「仇少捷の戦い」を鑑賞する映画。とても強い少捷。「慎重・忍耐・寛容の精神」を学んだため、争いを避け、平穏な暮らしをしようとするが・・・。しつこく少捷に挑戦する「八大門派」。そのわりには少捷を集団で攻撃したり、セコい手を使ったり(中には正々堂々と勝負する者もいますから、それでいいのかも)。上記以外のキャラでは、少年時代の少捷(『ドラゴン太極拳』でも「銀魔王」の子供時代を演じた子役)、「桂べかこ」みたいな顔した少林寺の僧、少捷の母、『Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯』のチェン・ユアン(解元)、食堂で襲われる女性(林美齡:Lin Mei-Ling)、少捷を襲うキョンシー軍団(珍キャラ)、ほか。少林寺での修行シーン(特に銅人との対決)、食堂での戦い(コミカルな演出が楽しいシーン)、敵の挑発に耐えるシーン、なぜかキョンシーも出てくる八大門派との一連の対決、が見せ場の傑作。かなりのオススメ作ですが、ソフトを見つけるのが難しいかも。私は古いVHSで鑑賞しました。

注目ポイント
仇少捷の少林寺での修行、銅人への挑戦、食堂でのいざこざ(カンフー映画で食堂が出てきたら乱闘になることが多い)、美しい明珠、しつこい八大門派、少捷が八大門派からのチャレンジャーと戦うシーン、なぜかキョンシー登場、黒幕との決着戦、謎の尼さん。

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