なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『帰って来たドラゴン』(1974年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」謎の男「ドラゴン」が悪者を懲らしめる。わかりやすいストーリー、成敗される悪役、コミカルな笑いのシーン、「ブルース・リャン vs. 倉田保昭」に注目のカンフー映画です。

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1.ドラゴン(ブルース・リャン)
謎の男。カンフーの達人。悪者を懲らしめるため、いつも命を狙われている。
ブルース・リー人気にあやかった名前のカンフースター。『Gメン75』への出演で日本でもおなじみ。『カンフーハッスル』では妙なキャラのカンフーマスターを演じた)
2.二人組(マン・ホイ(左)、韓國材:Hon Kwok-Choi)
身寄りのない子供。ドラゴンを騙してカモにしようとするが・・・。
(マン・ホイ:『ファースト・ミッション』での特殊部隊隊員の役が有名。韓國材:『ドラゴン怒りの鉄拳』、珍作『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』ほか)
3.イーグル(黃韻詩:Wong Wan-Si)
カンフー女。ドラゴンに制裁された悪党からカネで雇われてドラゴンを狙う。
(これが映画デビュー作。『霊幻道士』では米屋の女性を演じた)
4.ジャガー倉田保昭
悪役。「チベットの秘宝」を持つ男。ドラゴンとの一騎打ち、電動スクーターに追いかけられたり、虫メガネで服を焼かれる「珍シーン」に注目。
(香港スター。空手使い。『闘え!ドラゴン』『Gメン75』『七福星』ほか)
5.イン首領(姜南:Chiang Nan)
金沙村(密輸が盛んな無法地帯)を仕切る男。ジャガーと組んでドラゴンを始末しようとする。
(出演作多数。『死亡遊戯』ではなく『死亡挑戰 (1973)』とかいう作品にも出ている)

コメント
「ドラゴン」というキャラを楽しむ映画。悪い奴がいっぱいいる金沙村。そいつらをドラゴンがカンフーでぶっ飛ばすシーンが見せ場。日本にもいればいいんですけどね、こういう人。「卑怯者がのさばる社会」には必要な人です。古い台湾系(?)の映画、ということで個人的によく知らない人が多数出演。上記以外のキャラは、悪役のみなさん(子供を売買する連中、セコい両替屋&その用心棒たち)、悪党役で湛少雄(Cham Siu-Hung:『燃えよドラゴン』で「朝礼の時に決まりのユニフォームを着てこなかったリーをニラむ男」の役)、カンフーシーンでドラゴンやジャガーにしばかれるザコキャラのみなさん、どこかで見たことがあるような気がする人たち、ほか。ドラゴンとジャガーの対決、女カンフー、笑いの演出を楽しむ映画です。

ちょっとした情報
日本版DVDがリリースされている映画。しかし、「変顔コメディアン」でおなじみのディーン・セキ(ファンから敬愛を込めて「石天(いしてん)さん」とも呼ばれる)が坊主頭で登場するシーンがカットされている(残念)。

注目ポイント
「ドラゴン」というキャラ(正体不明。腕が立ち、悪い奴をやっつける)、金沙村でのドラゴンの戦い、イーグルの戦い、ジャガーの珍シーン、「ドラゴン vs. ジャガー」。

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