なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ジャッキー・チェン『少林寺木人拳』「予告編を楽しもう」 

「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキーが幼い頃に父親を殺された青年を演じる復讐ものカンフー映画(1976年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。

YouTube)予告編

予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Shaolin Wooden Men)
1.大コケ

香港で公開された時は大コケ(日本ではジャッキー人気、日本版主題歌『ミラクル・ガイ』、TVでの吹き替え放送により人気作に)。その原因とは?

2.オープニング

ジャッキーが「龍 蛇 虎 豹 鶴」の拳法を見せる。

3.主役

少林寺で修行する「しゃべらない青年(ジャッキー・チェン)」。子供の頃、目の前で父親を何者かに殺害された悲しい過去。復讐のため少林寺でカンフーを習うが、キツイ水くみの修行(素人が下手にマネしたら首と肩を痛めることまちがい無し)に耐えられない。

4.尼僧

少林寺でカンフーの修行をしている尼僧。青年にカンフーの稽古を付け、厳しいが優しいアドバイスをする。

5.悪党

洞窟に監禁されている男ファツー(カム・コン)。散々、悪事を働いたため、少林寺に封じ込められている。世話をしてくれた礼として、青年に殺人カンフーを教える。

6.木人に挑戦

ファツーから殺人カンフー、尼僧から「蛇意八歩」と「カンフーの心得」を習った青年。あっという間に上達し、「木人試験」に挑戦。100体並んだ木人の攻撃をかわす試験で、矢継ぎ早の攻撃に対応するパワー、スタミナ、テクニック、素早さが要求される。

7.食堂でのモメ事

少林寺を下山した青年。町の食堂で娘さん(ドリス・ロン)にみだらなマネをするチンピラ集団「青龍白虎派」(ユン・ピョウ、ト・ワイウォほか)に出くわす。この映画は笑いのシーンは少ないが、青年がチンピラを軽く叩きのめすシーンは少しユーモラス(圧倒的な実力差があるため)。

8.追跡

実は「青龍白虎派」のボスであるファツー。少林寺から逃亡し、自分を捕らえた者に報復。少林寺は「十八羅漢陣」を派遣し、ファツーを捕らえようとする。

9.鍛え直す

ファツーを倒すため、少林寺が青年をさらに鍛えることに。

10.最終決戦

わずかな期間だったが青年にとって「師匠」のファツー。しかし、対決して決着を付けねばならない。強敵ファツーをどうやって倒すのか?

コメント
ジャッキーがしゃべらない映画。地味だったため、香港では大コケ。比較的地味な作品ながら見せ場はあります。「木人試験(少林寺にはこんなのが実際にあるんですかね?)」のシーン、ラストファイト(名勝負)が主な見せ場。個人的には「食堂の娘」役のドリス・ロンに注目。目がキュートなかわいい女優さんで、カンフーもできることからジャッキーとは後に『カンニング・モンキー/天中拳』でも共演します(カーター・ワンの『少林寺への道3』『少林寺への道4』も良かった)。笑いが少ない映画ですが、食堂のシーン(カンフー映画で食堂が出てくると大概、ケンカ・乱闘になります。このシーンに出てくるユン・ピョウが若い)、酔っぱらいの僧が登場するシーンはコミカルな雰囲気でオススメ。「尼僧」も魅力的なキャラ(「カンフーの心得」を教える達人)。「盲目の僧」はアップで映ると迫力(『拳精』にもこんなキャラが出てた)。好きなキャラに注目して鑑賞することをオススメします。
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