なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(2001年:ジェット・リー、ブリジット・フォンダ)

「なつかしの香港映画ブログ」中国人捜査官がフランスの汚職刑事と対決するアクション映画。殺し屋の襲撃、孤児院・警察署での戦い。ストーリー、注目のシーンを紹介。

1.ストーリー
中国人捜査官がフランスの汚職刑事に陥れられる。

2.キャスト
ジェット・リー(捜査官)
ブリジット・フォンダ(女)
チェッキー・カリョ汚職刑事)
バート・クウォーク(謎の男)

3.注目のシーン
①主役
ジェット・リーがフランスで犯罪捜査に協力する「リュウ」を演じるアクション映画。フランス警察との合同捜査でギャングのソンを監視するリュウ。殺し屋がソンを殺害。それを「リュウの仕業」にするフランス警察。どうやらリュウはワナにハメられたらしい。無実を証明するため、リュウは卑劣な悪党たちと対決する。

②悪役
リュウを陥れるリチャード警部(チェッキー・カリョ)とその手下が悪役。手の込んだワナをリュウに仕掛けたリチャード。しかし、リュウは凄腕。逆に追い込まれていく。そしてリュウ汚職刑事たちとの戦いはさらに激しいものに。

③キャラ
リチャードに利用される悲しいシングルマザー「ジェシカ」をブリジット・フォンダが演じる。その役割に注目。『ピンク・パンサー』の「ケイトー」役で有名なバート・クウォークが「謎の男」の役で出演。どうやら「フランスで活動する中国人のサポートを長年やってきた男」という役どころらしい。「ケイトー」のときとは全然違う物静かな演技が見せ場。

④アクション
アクションを見せる映画。もっとハッキリ言うと「ジェット・リーの凄さ」を見せる映画。ワナを仕掛けられてリチャードたちと戦うシーン(アイロン、ビリヤードの玉、「鍼(ハリ)」といった道具を使うシーンが個性的)、船でリュウが殺し屋に襲撃されるシーン、ジェシカを苦しめる連中を制裁するシーン、孤児院・警察署での戦い、などアクション的な見せ場がいっぱい。

4.感想
かつて「リー・リンチェイ」と呼ばれた男、ジェット・リー。中国名よりも「ジェット」の方がアメリカ市場ではウケが良かったらしく、大物ハリウッドスターに。寡黙な役どころが多いジェット・リー。この作品でも襲撃してくる相手とひたすら黙々と戦う。リュウが警察署に殴り込むシーンでは空手軍団、殺し屋、リチャードと戦う。警察全体を相手に戦う勇ましさ。シリアスなストーリーのため、楽しいシーンはほとんどナシ(「コインロッカーのシーン」「ジェシカの行動にリュウが焦るシーン」が少しユーモラス)。ジャッキー・チェンとは違うキャラのジェット。アメリカ人はどちらを評価しているのだろう?

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