なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』(1988年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」香港警察の刑事が卑劣な犯罪グループと戦う。人気シリーズのパート2。ジャッキー・チェン演じる「チェン・カクー」の戦いを鑑賞するアクション映画です。

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1.チェン・カクージャッキー・チェン
香港警察の刑事。(前作『ポリス・ストーリー/香港国際警察』で)バラック村とデパートに莫大な損害を与えたため(照明器具だけで100万香港ドル)、交通巡査に格下げに。今回の敵は前作の敵チュウ、卑劣な爆弾グループ。
(危険なアクションをモットーとする男。「骨折ぐらいは当たり前」らしい。『五福星』『プロジェクトA』『スパルタンX』ほか)
2.メイマギー・チャン
チェンの恋人。今回は事件に巻き込まれてつらい思いをする役。男子シャワー室でチェンを激しく非難するシーンが迫力&コメディでオススメ。
(「ジャッキーの恋人役」と言えばこの人。危険なアクションでケガをしたことも。『マギー・チャンのドッカン爆弾娘』『恋はいつも嘘からはじまる』『ロアン・リンユィ 阮玲玉』ほか)
3.警部(トン・ピョウ)
チェンの上司。爆弾事件の捜査で企業に聞き込みに行くシーンに注目。
(元は競馬関係者。『プロジェクトA2 史上最大の標的』『奇蹟/ミラクル』『レッド・ブロンクス』でもジャッキーと共演)
4.署長(ラム・コーホン)
香港警察の幹部。「法を守る」のがモットー。
(前作『ポリス・ストーリー/香港国際警察』でも署長役だった)
5.刑事(クリスタル・コオ)
新人ながら凄腕の女刑事。ナメた態度の犯罪者を厳しく取り調べ。
(『サイクロンZ』ではジャッキーの秘書役だった)
6.チュウ(チュウ・ヤン)
前作の敵。犯罪組織のボス。荒っぽい手下に守られている。40代後半(もっと年上に見える)。余命幾ばくもない、ということで刑務所から早期釈放。再びチェンを挑発。
(元々は映画監督。このシリーズでのチュウ役が日本では有名。『ツイン・ドラゴン』ではジャッキーの伯父、『デッドヒート』ではジャッキーの父役だった)
7.ジョン(チャーリー・チョウ)
前作に続いて登場。チュウの手下。イヤミな男。今回は、卑劣だがコミカルな役どころ。
(「メガネを殴られる男」として有名。『皇帝密使』ほか)
8.爆弾魔(ベニー・ライ)
企業を脅す卑劣な爆弾グループのメンバー(他のメンバー役にチェン・ウーロン(『プロジェクトA』シリーズ)、ほか)。言葉が不自由だが、格闘には滅法強い。チェンとの戦いでも優勢。
(スタントマン。この映画での役が一番有名か? 他の作品でも見たことがあるような気がする)

コメント
続編はアクション指向。火薬を使った実に危険なスタントが見せ場。悪党たちが卑劣な分、警部が「笑い」を担当。「香港映画」は悪役もコミカルで楽しいのがいいところなんですけどね。時代を反映しているのか、この映画の悪党たちは現実にいるタイプの卑劣漢。悪役(特に爆弾魔)が登場するシーンが実に不快(リアリティを追及するとこうなってしまう。仕方がない)。上記以外のキャラでは、爆薬の密売人とその女(チェンにしばかれるシーンが楽しい)、キム刑事(マース:今回は存在感が薄い)など。「ジャッキーの戦い」が中心の内容。メガネ男がパンチを食らうシーン、レストランでの乱闘、最後の対決、がオススメの作品です。

ちょっとした情報
撮影に混乱があった映画。完成版は当初のストーリーとは全く異なるものに(大幅な撮り直し。女優エミリー・チュウが登場したシーンは全カット。そのバージョンも是非観たい)。日本劇場公開時のタイトルは『九龍の眼/クーロンズ・アイ』(後に改題)。日本でのTV初放送は1989年10月27日、フジテレビ『ゴールデン洋画劇場』。

注目ポイント
交通整理するチェン(&それを楽しそうに見るメイ)、レストランでの乱闘(危険なカースタントも)、爆弾事件(またしても被害に遭うデパート。このシリーズはデパートが被害に遭うのが定番)、男子シャワー室でキレまくるメイ、チェンをサポートする「特捜部」(特に女刑事に注目)、「チェン vs. 爆弾魔」、豪快なラストシーン。

「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube

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