なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ジャッキー・チェン『ドラゴン特攻隊』「予告編を楽しもう」 

「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー演じる賞金稼ぎが特攻隊と共に極東軍と戦うアクション&コメディ映画(1982年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。

YouTube)予告編

予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Fantasy Mission Force)
1.珍作

第二次大戦が舞台。連合軍の秘密部隊「特攻隊」が極東軍の捕虜になった連合軍の将軍と50万ドルを奪い返そうとするアクション映画。「ジミー・ウォングが関わった映画」ということで主役級のジャッキー、ブリジット・リンはこの作品を嫌っているとか(今でも?)。日本では正月に公開されたらしい。当時の映画チラシには「根っから陽気。とことん過激。ジャッキー・チェンが、ぶっちぎる。」「頭がメンタイコになる」のコピー。鑑賞すると「頭がメンタイコになる」そうだ(意味不明)。

2.詐欺師の妻

連合軍の(ドジすぎる)将軍たちが極東軍の捕虜に。「特攻隊」を作って将軍たちを救出しようとする連合軍。007、悪漢探偵、スネークキング、ロッキー、ブラックフォックスなどを差し置いて、特攻隊を率いることになったドン中尉(ジミー・ウォング)。メンバーをスカウトする中尉。その中に詐欺師がおり、その妻リリー(ブリジット・リン:『ポリス・ストーリー 香港国際警察』で後にジャッキーと再共演)も特攻隊メンバー入り(実質的な主役。カッコいい女優さんを観たい方はこの作品をオススメしたい)。

3.強盗

中尉が特攻隊にスカウトする連中は「ワケあり」な者ばかり。顔は汚いが、妙に陽気な強盗犯。

4.軍人

マヌケな二人組の軍人も特攻隊に(場を明るくするポジション)。他に、度胸なら誰にも負けない脱走犯もメンバー入り。

5.賞金稼ぎ

賞金稼ぎのシャオ・リー(ジャッキー・チェン)。女の相棒と組んでカネ儲けをする男。インチキ格闘試合で儲けようとするが、リリーの夫にダマされて損失。関係ないけど特攻隊と関わるハメになり、アクションシーンで活躍。

6.キザ男

アマゾネス軍団に襲われる特攻隊。女たちを率いる男は鼻持ちならない野郎で、「醜いモノは始末する」という考えの持ち主。

7.コメディ

拘束した特攻隊をいたぶって楽しむアマゾネス&キザ男。特攻隊が散々な目に遭わされるシーンが「笑い」。他にも本編には幽霊屋敷でマージャンするシーンなど珍シーンが多数。

8.爆発シーン

「ぬるいコメディ」という評価の作品ですが、ド派手なシーンも。この映画の事実上の主役ブリジット・リンがバズーカ砲を使ったり、アマゾネスのアジトをぶっ飛ばすシーンが迫力。

9.包囲

50万ドルを捜す特攻隊。しかし、車に乗った極東軍(ドイツ軍のマークの車、サムライ、古代の戦士)に囲まれる。過激な戦闘。奮闘する特攻隊&シャオ・リー。次々に犠牲者が。

10.黒幕

やっぱり怪しかったドン中尉。特攻隊&シャオ・リーを抹殺しようとする。その結末は?

コメント)     
難しいことを考えずに映像を楽しむ内容。キャラ、アクション、コメディの娯楽作。楽しい映画なのですが、「ジャッキーが主役じゃない」ということで日本のファンにはちょいと評判がよろしくない。珍キャラが多数(アマゾネス軍団&キザ男、幽霊屋敷のヘンな連中、極東軍(日本&ナチス))。ジャッキーとブリジット・リンが素敵。女と戦ったり、リリーを助けたりのシャオ・リー。ジャッキーは後の『サンダーアーム 龍兄虎弟』でもアマゾネス軍団と対決しますが、この作品がヒントになったのかも(違う?)。カッコいい女リリー。マヌケな仲間たちをアマゾネス軍団から救出するシーンなどが大きな見せ場。特攻隊メンバーはドジを踏んだり、罠に落ちたり。ちょっとかわいそうな気もしますが、元々「悪な連中」なので彼らに同情する必要はないかな? 観ているコッチの方が恥ずかしくなるような珍シーンの映画。「ウケ狙いのシーン」は笑うか、ツッコむか、スルーするか、で対応。アクションシーンはなかなかカッコいい。頭をカラにして軽い気持ちで楽しむのがオススメです。
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