なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ジャッキー・チェン『ドラゴンロード』「予告編を楽しもう」 

「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー演じる田舎青年が幼なじみと共に国宝泥棒と戦うコメディ映画(1982年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。

YouTube)予告編

予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Dragon Lord)
1.復帰

『バトルクリーク・ブロー』『キャノンボール』でアメリカ市場に挑戦したジャッキーだが、うまくいかず。香港に帰り、地元やアジア(特に日本)のファン向けの作品を作ることに専念。『ドラゴンロード』は『ヤング・マスター/師弟出馬』の続編として想定していたらしく、キャストが共通している(ウォン・インシック、ティエン・ホン、タイ・ポーら)。

2.ドラ息子

裕福な家の息子ドラゴン(ジャッキー・チェン)。家庭教師もついているけど、勉強よりもスポーツや遊びが好き。ちょっとズルい性格

3.幼馴染

ドラゴンの幼馴染、阿牛(マース)。町一番のカネ持ちである貿易商(ポール・チャン)の一人息子。ドラゴンと一緒に遊んだり、いらんことしたり。習字と歌が驚異的にヘタな残念な青年だが、根性で勝負するタイプ。

4.スポーツ1

ラグビーみたいなスポーツ(4チームで競われ、金のボールを自陣の袋に入れたチームが勝つルール)で活躍するドラゴンと阿牛。このシーンの撮影では怪我人続出。

5.スポーツ2

サッカーとバドミントンを混ぜたような競技「ドラゴン・キッカー」(「仁丹」がスポンサーになっている)で活躍するドラゴンと阿牛。敵の攻撃を阻止しようとするゴールキーパーの阿牛。対戦相手のエース(「香港の蟹江敬三」フォン・ハックオン)は自信タップリの表情。このシーンの撮影に膨大なフィルム(高価)を使用。

6.オヤジ

ドラゴンには厳しい父親(ティエン・ホン)がいる(母親はいない様子)。ドラゴンが結婚して落ち着くまでは気が気でないといった表情。

7.激怒

オヤジの目を盗んでカンフーの稽古や勉強をサボるドラゴン。「詩の暗唱をしなさい」とオヤジから言われ、普段サボっているのが完全にバレてしまう。個人的にこのシーンがこの映画で一番面白く、オススメ。

8.美少女

ドラゴンと阿牛が川でカワイイ娘シャオリー(シドニー・チャン)を発見。共に彼女に一目惚れ。ドラゴンはシャオリーの前でカッコ付けようとするが・・・。

9.ドジ

国宝窃盗団が仲間割れ。脱退したメンバー(チャーリー・チャン)を痛めつける二人組。ドラゴンが二人を相手に格闘。シャオリーの前で余裕をかまそうとしてずっこける。そして、ケガをした元メンバーを取り敢えず阿牛の家にある納屋で手当することに。

10.死闘

国宝窃盗団に後をつけられていたドラゴンたち。窃盗団のボス(ウォン・インシック)が元メンバーを連行しようとするが、ドラゴンと阿牛はそれを阻止しようとする。二人は強敵を倒すことができるのか?

コメント
2つのバージョンがあることでも有名な映画(スポーツシーンがラストにあるバージョン、窃盗団のボスとの戦いがクライマックスのバージョンとでは作品のイメージが違う)。キャラが面白い作品。ドラゴンには母親がいない分、オヤジが厳しい。シャオリー役のシドニー・チャンはとてもカワイイ子。でもこの作品以外で見たことないです(他に出演作ありますか?)。ウォン・インシックの蹴り技は『ヤング・マスター/師弟出馬』でもおなじみ。ジャッキー&マースが幼なじみを演じ、つまらんことで二人がケンカしたり、オヤジから怒られたりするシーンで笑いを取る映画。でも、この映画はヒットしませんでした(田舎っぽい雰囲気が古くさかったのが原因?)。笑顔がキュートなシドニー・チャン、コワモテでオロオロしたり怒ったりのティエン・ホンが登場するシーンが個人的にオススメです。
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