なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』(1986年)「主な出演者」と「注目ポイント」

「なつかしの香港映画ブログ」漢方医たちが現代に甦った親子キョンシーを追うホラー・アクション・コメディ映画。ラム・チェンイン、かわいいムーン・リー、ドジなユン・ピョウ、ビリー・ラウらが笑わせてくれる香港映画。個性的なキャラ、ギャグ、アクションの傑作です。

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霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』

1.ラム(ラム・チェンイン)
漢方医キョンシーに詳しい。眉毛がつながっている。
(『ドラゴン危機一発』『ファースト・ミッション』『大福星』など数多くの香港映画に出演。脇役が多いが『霊幻道士』シリーズで主役を獲得)

2.ヤン(ユン・ピョウ)
記者。ラムの友人の息子。チーの恋人でもある(チーと結婚するにはラムの店を継ぐのが条件)。カンフーの心得があるがドジ。キョンシーの写真を撮ろうとしてドジるシーンが傑作。
サモ・ハン・キンポージャッキー・チェンと並ぶ「香港ビッグスリー」。『モンキー・フィスト 猿拳』『チャンピオン鷹』『プロジェクトA』『スパルタンX』『サイクロンZ』が人気作)

3.チー(ムーン・リー)
ラムの娘。
(アイドル女優。後にカンフーアクションスターに。ユン・ピョウと共演した『チャンピオン鷹』『五福星』が人気。前作『霊幻道士』にも出演。『天使行動』『群狼大戦』ほか)

4.キョンシー(ウォン・ヨォクアン)
洞窟で長い間眠っていた親子三人。夫キョンシー(張榮祥:Cheung Wing-Cheung)と共に行方不明のベビー・キョンシーを捜しに町に出て混乱が起こる。
(ウォン・ヨォクアン:女優。『サイクロンZ』では「暴行の被害者」役でジャッキーと共演。張榮祥:出演作は多いが、主に端役か? 『サイクロンZ』ほか)

5.ベビー・キョンシー(何健威:Ho Kin-Wai)
念動力を持つ特殊なキョンシー。教授たちに売られそうになったところを脱出して、父子家庭の家に逃げ込む。
(1200人の候補から選ばれた子役。『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』『霊幻道士完結篇 最後の霊戦』にも出演)

6.教授(チュン・ファット)
骨董品に詳しい男。「教授」と呼ばれるが、実態は盗掘者。親子キョンシーを発見し、売ろうとする。
サモ・ハン映画の常連。『五福星』シリーズ、『ファースト・ミッション』など、悪役が多い。『新・ポリス・ストーリー POM POM』では刑事役、『霊幻道士完結篇 最後の霊戦』では道士の役だった)

7.助手(ビリー・ラウ)
教授の助手。「お札」をはがして夫婦キョンシーに襲われる(ドジ)。
(『霊幻道士』シリーズに欠かせないドジキャラ役者。ジャッキー・チェン『奇蹟 ミラクル』ではギャングの手下をコミカルに演じた)

8.フー(ウー・フォン)
父子家庭の父。息子と娘がいる。ベビー・キョンシーが自分の家で子供たちに匿われているのに気付いてビックリ。
(出演作は多すぎて数えられないほど。『ファースト・ミッション』では学校の先生、『痩せ虎とデブゴン』では警察署長を演じた)

9.考古学者(スタンリー・フォン)
博物館の男。「歴史的値打ちがある」という理由で夫婦キョンシーを博物館に引き取ろうとするが・・・。
(「ちょっとエラそうなキャラ」を演じるヒゲ俳優。『五福星』シリーズのレギュラー。『新Mr.Boo!アヒルの警備保障』では身分を隠して警備会社に入社する社長の息子を演じた)

10.警部(ジェームス・ティエン)
逃げたキョンシーを捕らえようとする。偉そうで自己中な男。
(『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』『死亡遊戯』『五福星』『ファースト・ミッション』などブルース・リー、ジャッキー映画でおなじみの人。裏切ったりする役など、悪役が多い)

コメント
香港映画お得意の「ホラー・アクション・コメディ」の要素を詰め込んだ映画。今回は前作とは違って「現代」が舞台。カッコいいユン・ピョウがドジキャラを演じています(ユン・ピョウがメガネを掛けているときは「ドジキャラ」であることが多いような気がする。『スパルタンX』とか)。ムーン・リーにも注目(「変顔を見せるシーン」はカワイイけど、ちょっと引いてしまう)。このシリーズおなじみのビリー・ラウが「笑い」を担当(いらんことしてパニックになるパターン)。上記以外のキャラでは、フーの友人(ウー・マ)、警察のエラいオッチャン(曹達華:Walter Tso Tat-Wah。『大福星』の時と同じようなキャラ)、考古学者を小馬鹿にする衛生局のメガネ男、その他香港映画で見かける人たち、エキストラのみなさん。ドジ系の笑い、キャラクター、迫力のシーンが楽しめる娯楽作です。

ちょっとした情報
霊幻道士』がヒットしたことで、この続編には前作の2倍の制作費が投入された(ユン・ピョウのギャラと爆発シーンにカネをかけた?)。映画チラシにはこの映画のキャッチコピーとして「こんどはムスコが元気です!!」などという意味深な表現(「息子」じゃなくて「ムスコ」なのが妙な感じ)。

注目ポイント)教授と二人の助手が墓場でキョンシーを発見するシーン、キョンシーに襲われるマヌケな助手、「遅鈍剤」で体がゆっくりとしか動かせなくなるラムたち、キョンシーを求めて論争する博物館・警察・衛生局、警部の検問、路上で大暴れする夫婦キョンシー(さりげなく三菱車の宣伝が入る)、警察に囲まれるキョンシーキョンシー退治に向かうラムとヤン、ラストシーン。

 「Fortune Star Media」が提供する予告編(YouTube

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