「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー演じるアメリカに住む中国人青年がケンカ大会に出場するアクション映画(1980年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(YouTube)予告編
予告編の内容(画像は全て予告編から)
(The Big Brawl)
1.アメリカ進出
「アジアのスター」となったジャッキーがアメリカ市場に挑戦。ゴールデンハーベスト社としてはジャッキーを「第二のブルース・リー」にしたい意向。
2.主役
舞台は1930年代のシカゴ。中国人青年ジェリー(ジャッキー・チェン)は食堂経営者の息子。
3.恋人
ジェリーにはアメリカ人の恋人がいる。ナンシー(クリスティーヌ・デ・ベル)とイチャつくシーン。ラブシーンはジャッキー映画では珍しい。
4.ローラースケートレース
ナンシー、友人と組んでレースに出場するジェリー。敵の妨害、乱闘アリの荒っぽいレース。
5.伯父
ジェリーには心強い味方が。クンフーの名人で整骨医の伯父ハーバート(マコ:『ブルース・リーのグリーンホーネット』『コナン・ザ・グレート』ほか)。ジェリーを鍛える。ただ、ジェリーの父はケンカ嫌いで、ジェリーがカンフーを習うことを快く思っていない。
6.魔の手
ジェリーの父に用心棒代を要求するギャング。ハーバート直伝のカンフーでジェリーが父に代わって連中を追い払う。
7.強敵
ギャングに目を付けられてしまったジェリー。「賭け」で儲けるため、ギャングがジェリーをバトルクリークの格闘大会にスカウト。大会の本命は大男のキッス(倒した相手にキスするため、こう呼ばれる。演:ハードボイルド・ハガティ)。ギャングとしては「大穴」のジェリーが優勝すれば大儲けできる寸法だ。
8.予選
優勝賞金15000ドルのケンカ大会開催。デカくて強そうな奴らが勢揃い(プロレスラーのオックス・ベーカーも出場。ジャッキーの左隣のヒゲ男)。小柄なジェリーは逆に目立つ存在。まずは、予選のバトルロイヤルからスタート。
9.決勝トーナメント戦
一風変わったケンカ大会。腕っぷし以外もOK。車で対戦相手を轢こうとする奴がいたり、ピエロが担架でふざけたり(コミカルなシーン)。
10.決勝戦
勝ち進むジェリーとキッス。スピードでジェリー、パワーでキッス。勝つのは?
(コメント)
アメリカでもスターになろうとしたジャッキー。『ブルース・リーのグリーンホーネット』でおなじみのマコと共演して「ブルース・リー」を意識した映画に出演。しかしながら、アメリカは超格差社会。ジャッキー・チェンなんて誰も知らない。中国人が主役ということでアメリカではウケなかった。「ケンカ大会に出場」というのは面白いコンセプト。ブルース・リーが主役だったら大ヒットだったでしょうね。リーとは個性が違ってコミカルなジャッキー。そういう映画はやはり「知名度」が必要。ヒットしませんでしたが、用心棒代を要求するギャング追い払うシーン、ローラースケートレース、ケンカ大会でのアクションといった面白いシーンがいっぱい。好きなシーンを見つけて自由に楽しむ映画です。
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