「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー演じるカーレーサーが多くのライバルとレースで競う楽しい映画(1981年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(YouTube)予告編
予告編の内容(画像は全て予告編から)
(The Cannonball Run)
1.傑作
アメリカでスターになりたいジャッキー。ゴールデンハーベスト社がアメリカで制作した大作に出演。内容は、4800キロの違法なカーレースで参加者たちがスピード違反しながら優勝を目指すというもの。全力で笑いを取りに行くスターたち(スベってる人も)を鑑賞する映画。「しょーもない」とこの作品を切り捨てる人もいますが、見所がいっぱいの楽しい傑作。制作費はなんと120億円(だそうだ)。
2.出場者①
JJ(バート・レイノルズ)とビクター(ドム・デルイーズ)。救急隊員になりすまして救急車でレースに参加。古い怪奇映画に出てきそうな医者も同乗。大ボケなビクターにイラつきながらもJJは頑張る。
3.出場者②
日本人チーム(ジャッキー・チェン&マイケル・ホイ)。コンピューター搭載のハイテク車で参加。それなのに道を間違えるドジっぷり。ルールもイマイチわかってない悲しいコンビ。ジャッキーは乱闘シーンなどが見せ場。
4.出場者③
ニセ牧師(ディーン・マーティン&サミー・デイヴィスJr)。コメディなポジションで活躍。イチイチ面白いサミーの表情に注目されたい。
5.出場者④
アラブの王子さま。王様から「絶対に勝て」と命じられてレースに参加。しかしながら、レースよりもアメリカ美女に興味津々。
6.出場者⑤
スーパーカーで出場の美女コンビ。「キャノンボール」はとんでもない長距離レース(しかも違法)。警察の追跡をかわす対策も必要。美女コンビは「色仕掛け」でパトロール警官を誘惑する作戦。違反を見逃してもらおうとするが、いつも同じ手が通用するかどうか。
7.出場者⑥
スパイ気取りの妙な男(ロジャー・ムーア)。女性を乗せてジェームズ・ボンドっぽく運転。カッコつけ男だが、乱闘でも女性の前でいいカッコできるかどうか?
8.美女
強引にJJの車に乗せられてしまった美女(ファラ・フォーセット)。いかにも「アメリカ美女」といった感じ(ジャッキーは当時ファラに憧れたそうだ。今はどうかな?)。
9.珍キャラ
太っちょのビクターには「ヒーロー願望」が。戦わねばならないとき、誰かがピンチのときは「キャプテン・アメリカ」に変身して活躍。マヌケな格好だが、結構強い。
10.妨害
JJをライバル視するニセ牧師チーム。妨害工作してレースに勝とうとするセコいシーンが楽しい。
11.ドジ
腕利きのドライバーが参加するのが基本。しかし、中にはどんくさいチームも。
12.迫力
アメリカ映画で「アクション」といえば「ガンアクション」「カースタント」。この映画はコメディであるため、銃を使ったシーンではなくカースタントが売り。「おバカな娯楽映画」と評価される作品ですが、迫力のシーンもちゃんとあります。
(コメント)
楽しい作品。でも、ちょっと違和感。スタートとゴールでパンチカードを押してタイムを競うのが「キャノンボール」のルール(全車一斉にスタート、ではないため)。でも最後は先を争って(ズッコケながら)ゴールを目指す(一番最初にゴールインした奴が勝ち、になってる)。そういったシーンも含めてツッコミどころであふれた作品。ジャッキーとマイケル・ホイが「日本人」役。ロジャー・ムーアはカッコつけてるけどヘナチョコ。なぜかレースに参加してしまう美女(ファラ・フォーセット)。個性的な人たちが笑いを取りに行く作品。日本のファンはテレビ放送版の吹き替えで観るのがオススメ(コメディは吹き替えが楽しい。つまらないシーンでもトークで笑わせることができますから。例『ミスター・ブー』シリーズ)。ジャッキーのアクションシーン、ウケ狙いのシーン、スターの表情を楽しむ内容。高級車が次々と登場。優勝するのは誰?
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